東北大学大学院国際文化研究科は、国際的、グローバル、学際的な視点から地域文化、共生社会、言語の様々な在り様を研究し、その研究を土台に将来、国内外でリーダーとして活躍する人材を養成しています。1993年の発足以来、これまでに880名の修士号取得者、209名の博士号取得者を世に輩出してきました(いずれも2018年3月時点)。その多くは、国内外の大学や研究機関、公的機関や地方公共団体、教育機関、企業などで活躍されています。 「国際的・グローバル」であるのは研究教育上の視点にとどまらず、本研究科の学生コミュニティーにもあてはまります。前期2年の課程(修士課程)では在籍者の約75%、後期3年の課程(博士課程)では在籍者の約60%が留学生となっており、これは東北大学の大学院の平均値(それぞれ、約18%と約25%)を大きく上回っており、本研究科の特徴の一つとなっています。学生諸君には、教員による授業や研究指導からだけではなく、多様なバックグラウンドを持つ同輩とともに修学することからも、「国際的・グローバル」なものの見方を体得してほしいと願っています。 本研究科は、日本語を教授言語とし日本の教育制度に則り毎年4月に新入生を迎え入れる8つの講座と、英語を教授言語とし10月に新入生を受け入れる2つの国際プログラムから成っています(そのうちの1つは4月にも受け入れます)。そのいずれもが国境を跨いで活躍することを願う学生諸君の希望の実現を後押しします。 東北大学大学院国際文化研究科長 高橋 大厚