国際文化研究科について
東北大学大学院国際文化研究科は、1993年に東北大学で最初の独立研究科として設立されました。本研究科は、国際的な地域文化、文化交流、言語文化に関する学際的かつ総合的な教育・研究を行い、国際社会で活躍し、貢献できる優れた人材の育成を目的としています。
現代社会は急速なグローバル化に伴い、経済や文化、人的交流が国家の枠組みを超えて進展しています。しかし、その一方で、文化や宗教、歴史に対する「無理解」が国際摩擦や対立を引き起こし、深刻な問題へと発展することも少なくありません。
国際文化研究科では、こうした問題に対処するため、文化の多様性や独自性を尊重しつつ、普遍性や共通性を探る学際的なアプローチを重視しています。
「国際文化」とは、各地域の文化が歴史的背景を持ちながらも、多文化間の交流を通じて変容し、形成されていくプロセスを指します。本研究科では、以下の視点から「国際文化」を総合的に考察します。
- 言語・文学・思想・歴史・社会など、広範な分野の融合的理解
- 現代の国際社会における文化交流の意義と課題の探求
- 多文化共存・国際平和・地球規模の諸問題に対する実践的な解決策の模索
従来の学問分野の枠を超えた新しい研究の視座を提供し、学問としての「国際文化」の確立を目指します。
国際社会の複雑な課題に挑み、学びの力で持続可能な未来を切り拓く
本研究科では、狭い専門分野に閉じこもることなく、幅広い視野と高度な専門性を兼ね備えた人材を養成します。
- 国際的な文化理解と交流を深める研究者
- 実務的な国際課題に対応できる高度専門職業人
- 多文化共存・国際平和・地球規模の諸問題に対する実践的な解決策の模索
国際文化研究科は、学際的な学びを通じて、国際的な相互理解の促進、人類の平和共存、そして地球規模の課題解決に貢献できる人材の育成を目指しています。世界と地域、そして異なる文化をつなぐ架け橋として、国際的に活躍する未来をここから築いてみませんか。
東北大学大学院国際文化研究科は、皆様の挑戦を心よりお待ちしております。