カリキュラム・ポリシー

博士課程前期2年の課程
大学院国際文化研究科では、ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
①研究教育の方法を(1)学生の研究題目に即した「個別的指導」、(2)総合演習科目における講座教員チームによる「総合的指導」、(3)各種研究発表会における研究科全教員による「全体的指導」に整理し、その適切な組み合わせによるきめ細かい指導体制を実現する
「全体的指導」の可視的形態として、学位論文作成の年度ごとの進行をプログラムとして明示し、学生の問題解決能力やプレゼンテーション能力の向上を促進する「学位授与促進プログラム」を実施する
②キャンパスの内外を問わず、研究上の高い倫理観を養うために「研究のための倫理」を日本語と英語両方で開講する
③共通科目として、外国人留学生が研究を推進する能力を獲得するための「研究のための日本語スキル」、英語の高度な運用能力の育成を図り、研究上必要な英語による情報検索・データ整理・論文執筆・研究発表等の技能を高めるための「研究のための英語スキル」を開講する
④英語による学位コースとして「言語総合科学コース」を設置し、世界水準の授業をすべて英語で提供し、言語学、心理学、情報科学、脳科学などの多面的な視点からの言語研究と教育を促進する
同じく英語による学位コースとして「グローバルガバナンスと持続可能な開発プログラム」を設置し、ガバナンス、環境、開発などに関わる問題の構造理解と解決策の立案に資する教育・研究を英語で行う。これを通じて、国内外において、社会の発展に貢献できる人材の育成を図る
⑤授業評価アンケートを毎学期末に実施し、学生のニーズを的確に把握するとともに次学期における授業の質的向上に供する
⑥研究指導の成果を年度末の「学生指導記録」等により集約し、より質の高い研究指導に供するとともに、修士論文または特定の課題に基づいて研究成果の審査及び試験を適切に実施する。研究成果の審査及び試験は、別に定める「国際文化研究科学位論文に係る評価に当たっての基準」に基づいて行う。
博士課程後期3年の課程
大学院国際文化研究科では、ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
①「学位授与促進プログラム」に基づき、論文作成等に係る個別的・総合的・全体的研究指導体制を提供し、豊かな学識と専攻分野に関する高度な専門的知識および優れたプレゼンテーション能力の獲得を促進する。
②ワールドクラスの研究遂行に求められる高い倫理観やリーダーシップを育む機会、および国内外で最先端の研究成果に学ぶ場を提供する。
③学修成果の評価基準を「東北大学国際文化研究科規程」第12条によって明示するとともに、博士論文および課題研究業績等に基づいて研究成果の審査及び試験を適切に行う。研究成果の審査及び試験は、別に定める「国際文化研究科学位論文に係る評価に当たっての基準」に基づいて行う。