今回の映画上映会では、宮城周辺で活動を続ける映像作家たちが考えた「震災後10年」を表現する映画『10年後のまなざし』を上映します。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、「現代日本で起こった、史上最も徹底的に映像記録され、その視覚イメージが共有された災害」と言われています。
震災に関する膨大な映像群の中には、NHKや地域のテレビ局などの公的な機関により製作された映像作品が多くある一方、個人や小規模な組織・グループが身近な被災状況を撮影することで、自主制作したドキュメンタリー映画・映像作品も数多く存在しています。
「みやぎシネマクラドル」は、せんだいメディアテークのもとで発足した、宮城周辺で活動する映像作家と市民が交流しながらネットワークを広めていくプロジェクトです。
震災から10年を迎えるにあたり、「みやぎシネマクラドル」に所属する４人の作り手たちが、それぞれ独自の視点から震災10年という時間に向き合い、震災から10年、彼らが感じていること・伝えたいことをオムニバス映画『10年後のまなざし』に込めています。
今回の催しでは、『10年後のまなざし』の上映に合わせ、上映後に監督の４人とゲストにフォーラム福島支配人の阿部泰広氏を迎えトークセッションがあります（第2部はオンライン視聴可能）。
ぜひ、多くの方に参加いただいて監督たちと思いを共有できればと思います。

日　　時：2023年1月22日（日）
◇「第一部」14:20-15:50　映画紹介・上映
◇「第二部」16:00-17:30　監督トーク・討議　※Zoomによるオンライン(15:50からアクセス可)
https://us06web.zoom.us/j/89453647028?pwd=Rlh0bWR1b29hKzFhakkyMHBPTC9Edz09

場　　所：第一部　東北大学川内北キャンパス　マルチメディア教育研究棟 6F大ホール / 第二部 オンライン
主　　催：東北大学国際文化研究科　国際日本研究講座
問 合 先：msano06@gmail.com（佐野正人/国際文化研究科）