研究者紹介 勝間田 弘

 

グローバル共生社会研究系

国際政治経済論講座

勝間田 弘  准教授 【 国際学博士 】

― 研究の内容を教えてください。

 国際政治学の分野において、とくに東アジアの国際関係を専門にしています。東アジアとは、日本や中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)などを包括する地域です。この地域の動きを捉えるにあたって、規範やアイデンティティといった要因に関心を向けています。これは、国際政治学の一般的な分析視点とは異なる立場です。国際政治学は通常、軍事的なパワーや経済的な利害といった、現実の世界で目に見える要因に注目します。他方、私は、規範やアイデンティティといった、人々の意識の中にしか存在しない要因に関心を向けているのです。なお、このような立場は「構成主義」(constructivism)と呼ばれています(規範やアイデンティティが世界を「構成する」という意味)。構成主義は、東アジアの新しい動きを捉えます。この地域では「国家間の協力」を求める規範や「東アジアの一員」としてのアイデンティティが、地域協力の原動力となっているのです。

研究のキーワード

国際政治学、国際関係論、東アジア、アジア太平洋

主な著書・論文など

Hiro Katsumata, "What Explains ASEAN's Leadership in East Asian Community Building?" Pacific Affairs, Vol. 87, No. 2 (June 2014), pp. 247-264.

勝間田弘「構成主義と東アジア地域の秩序 ――『ASEAN流フォーラム』の意義と欠陥」『国際問題』2013年7-8月号, No. 623, 18-29頁.

Hiro Katsumata, "Mimetic Adoption and Norm Diffusion: 'Western' Security Cooperation in Southeast Asia?," Review of International Studies, Vol. 37, No. 2 (2011), pp. 557-576.

Hiro Katsumata, ASEAN's Cooperative Security Enterprise: Norms and Interests in the ASEAN Regional Forum (London/Basingstoke: Palgrave MacMillan, 2009).

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東北大学研究者紹介

http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/fe6274cb13c01187df46e5aa1ab07d9d.html

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