研究者紹介 大河原 知樹

文書は語る

 

地域文化研究系

アジア・アフリカ研究講座

大河原 知樹  准教授 【 博士(史学) 】

― 研究の内容を教えてください。

 地域的には、かつてのオスマン帝国領、特にシリアの研究を行っています。時代的には、近現代を取り扱います。近代から現代への移行プロセスにおいて、対象地域の社会がどのように変化し、どのような問題が生じてきたのか、その原因はなんであったのか、といった問題に特に関心があります。現在は、都市社会に住む人間集団の間に生じるさまざまな問題、たとえば、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教などの宗教宗派間の共存・対立、家族や世帯、女性に関わる問題を研究しています。

研究のキーワード

中東地域研究

主な著書・論文など

2013 「ヨーロピアン・グローバリゼーションとイスラーム世界 ― イギリス、オスマン帝国、ユダヤ人」渡辺昭一(編)『アジア遊学165 ヨーロピアン・グローバリゼーションの歴史的位相 「自己」と「他者」の関係史』勉誠出版, pp.175-188.
2012  「オスマン帝国の税制近代化と資産税 19世紀前半のダマスカスの事例」鈴木董(編)『オスマン帝国史の諸相』東京大学東洋文化研究所・山川出版社, pp.321-351.
2011    『オスマン民法典(メジェッレ)研究序説』NIHUプログラム「イスラーム地域研究」東洋文庫拠点, 2011, iii+57p.(堀井聡江、磯貝健一との共編著)
2009 「オスマン帝国時代末期のダマスカスの世帯―イスタンブルとの比較分析―」比較家族史学会(監修)、落合恵美子・小島宏・八木透(編)『歴史人口学と比較家族史』早稲田大学出版部 (シリーズ比較家族 第III期), pp.235-259.
2007 「オスマン帝国憲法の成立とその特色」粕谷元(編)『トルコにおける議会制の展開―オスマン帝国からトルコ共和国へ―』東洋文庫 (東洋文庫論叢70), pp.21-66.
2007 「歴史人口学で見たシリアの都市社会―ダマスカスの結婚性向の計量分析―」『東洋史研究』65-4, pp.41-71.
2006 “The Importance of the Tax Farm Register for the Study of Damascus City” in NAGATA Yuzo, MIURA Toru and SHIMIZU Yasuhisa (eds.), Tax Farm Register of Damascus Province in the Seventeenth Century, Archival and Historical Studies, Tokyo: The Toyo Bunko, pp.53-62.
2005 「イスラーム法廷と法廷史料」林佳世子・桝屋友子(編)『記録と表象-史料が語るイスラーム世界』東京大学出版会 (イスラーム地域研究叢書8), pp.143-170.
2005 “Household Forms and Composition: the Ottoman Empire,” in Suad Joseph et al.(eds.), Encyclopedia of Women and Islamic Cultures, Leiden, Boston: Brill Academic Publishers, vol.2, pp.254-255.
2005 “The Urban Fabric of Damascus in the Middle of the Nineteenth Century: A Study of the Tax Register (Rüsum Defteri) of 1852” in Colin Imber and Keiko Kiyotaki (eds.), Frontiers of Ottoman Studies, London: I.B. Tauris, pp.167-185.
2003 “Size and Structure of Damascus Households in the Late Ottoman Period as Compared with Istanbul Households” in Beshara Doumani (ed.), Family History in the Middle East: Household, Property, and Gender, Albany: State University of New York Press, pp.51-75.
1999   دليل سجلات المحاكم الشرعية العثمانية  المحفوظة بمركز الوثائق التاريخية بدمشق  (Catalogue des Registres des Tribunaux Ottomans, Conservés au Centre des Archives de Damas), دمشق (Damas): المعهد الفرنسي للدراسات العربية (Institut Français d’Études Arabes de Damas), 255+68p(Brigitte Marinoとの共著)
1997   「オスマン朝の改革とユダヤ教徒金融家 ―1822年シリア事件再考」『イスラム世界』48, pp.1-18.
1996   「オスマン朝におけるイェニチェリの廃止と軍制改革:ダマスカスの事例」『東洋学報』78-3, pp.027-059.
1992   「ダマスカスにおけるアーガー層の成立」『日本中東学会年報』7, pp.39-84.

東北大学研究者紹介

http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/e5a2b1da731e34e7bdbb7dddf5c244b5.html

前の画面に戻る >>

Page Top