研究者紹介 冬木 勝仁

「豊かな食」は脆弱な基盤の上に成り立っている。

 

グローバル共生社会研究系

国際環境資源政策論講座

冬木 勝仁  教授(協力教員) 【 博士(農学) 】

― 研究の内容を教えてください。

現在の日本の食生活は一見すると豊かで多様なものに見えますが、その基盤は意外に脆弱です。経済のグローバル化が進展する中で、日本はますます多くの食料を外国に依存するようになってきています。また、消費と生産の距離が拡大する中で食料の安全性や品質をめぐる問題が数多く生じています。こうした現状について経済学的、社会学的に研究しています。

― その研究を始めたきっかけは何ですか。

私は人間の生活や仕事に関心があります。もともと、学部時代は後者、人間の働き方の方により強い関心がありましたが、それが生活と相互に影響しあう関係であることに気づき、人間の生活の仕方、とりわけ食生活のあり方に関心の中心が移りました。さらに、その食生活を成り立たせている生産のあり方やそれを担っている主体についても考えるようになり、現在にいたっています。

― はじめに研究者を目指そうと思ったきっかけはどのようなことですか。

私は小さい時から好奇心が強く、知識を得ることに快感を覚えていました。しかし、大学に入ってすぐ、そうした知識はほかの誰かが発見したもの、考え出したものであることに気づきました。それからは自分自身で発見し、考察することを目指し、大学院に進学しようと考えました。それゆえ、もともと持っていた好奇心を活かし、見る、聞く、感じる、考える、話す、という5つを大事にし、フィールドワークを重視しています。

研究のキーワード

農産物流通と市場、アグリビジネス、多国籍企業、農業・食糧政策、地域農業

主な著書・論文など

『グローバリゼーション下のコメ・ビジネス-流通の再編方向を探る-』2003年、日本経済評論社
冬木著書写真1

『現代の食とアグリビジネス』(分担執筆)2004年、有斐閣

『復興の息吹き-人間の復興・農林漁業の再生』(分担執筆)2012年、農山漁村文化協会
冬木著書写真2

東北大学研究者紹介

http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/0eae33b4a4a6b0cb9b8c0f5b66abeb75.html

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