研究者紹介 上原 聡

 

言語総合研究系

言語科学研究講座

上原 聡  教授 【 Ph.D. (Linguistics) 】

― 研究の内容を教えてください。

認知言語学、言語類型論、談話分析、語用論の観点からの(東アジア、東南アジアの言語を中心とした)個別言語及び言語対照研究、言語教育研究

― 研究室(講座)のアピールポイントを教えてください。

 言語に関する考察を統語論など限られた面に限定するのではなく、むしろ言語使用/コミュニケーションの実際の中に、認知視点、談話機能、歴史的変化、文化社会的側面など多角的な観点から言語/言葉を捉えて研究を行っている。  東北大学高度教養教育・学生支援機構の言語文化教育センター(日本語担当)にも所属し、日本語教育・日本語プログラム運営に携わりながら、外国語教育・習得の観点からの言語研究も進めている。

研究のキーワード

認知言語学、言語類型論、日本語学、語用論

主な著書・論文など

・「日本語における語彙のカテゴリー化-形容詞と形容動詞の差について-」大堀壽夫(編)『認知言語学2:カテゴリー化』(「シリーズ言語科学3」)81-103頁、東京大学出版会. 2002年.

・「自然談話における「裸の文末形式」の機能と用法」『日本語教育論 集: 世界の日本語教育』第14号、109-123頁、2004年.

・「何故プロトタイプ構造かー日本語の「形容動詞」に見るプロタイプ構造形成の歴史的考察ー」山梨正明他(編)『認知言語学論考No.3』51-91頁、2004年.

・「『言いません』としか僕は言わないです:会話における丁寧体否定辞の二形式」南雅彦・浅野真紀子(編)『言語学と日本語教育III』269-286頁、くろしお出版. 2004年.

・Toward a typology of linguistic subjectivity: A cognitive and cross-linguistic approach to grammaticalized deixis. In Angeliki Athanasiadou, Costas Canakis, and Bert Cornillie (eds.), Subjectification: Various Paths to Subjectivity, 75-117. Berlin: Mouton de Gruyter. 2006.

・ The verb of giving in Thai and Mandarin Chinese as a case of polysemy: A comparative study, Language Sciences, 30, 621-651. 2008.

・ 「名詞化と名詞性―その意味と形」『日本語学』Vol. 29-11、24-38頁、2010年.

・ The socio-cultural motivation of referent honorifics in Korean and Japanese. In Klaus-Uwe Panther and Günter Radden (eds.), Motivation in Grammar and the Lexicon., 191-211. John Benjamins. 2011.

・「主観性に関する言語の対照と類型」澤田治美(編)『ひつじ意味論講座5:主観性と主体性』69-91頁、ひつじ書房、2011年.

・A syntactic classification of the synchronic use of gěi in Beijing Mandarin: A spoken corpus-based case study of its polyfunctionality. Chinese Language and Discourse, Vol. 3, No.2: 167-199. 2013.



認知言語学のフロンティア第1巻
『音韻・形態のメカニズムー認知音韻・形態論のアプローチ』
東京:研究社出版



言語の語彙の形態には動機づけ/理由が存在する。それを認知言語学の
観点から、語彙の形態分類・活用形式・形態素の順序など、多言語の
言語現象を例に考察する。


Studies in Japanese Linguistics, Vol. 9
Syntactic Categories in Japanese: A Cognitive and Typological Introduction
東京:くろしお出版



国文法の伝統から生成文法系の理論に至るまで語り尽くされた感のある
「日本語の品詞分類」を、言語類型論(対照言語学)と認知言語学の
最近の研究成果をもとに再考察する。


『アジアにおける日本語教育:
「外国語としての日本語」修士課程設立一周年記念セミナー論文集』
バンコク(タイ国):チュラロンコン大学文学部東洋言語学科日本語講座



「アジアにおける日本語教育」をテーマに集まった珠玉の日本語教育
論文集。縁あって上原が編集の役を務めさせていただいた。掲載論文は
上記URLアドレスからダウンロードできる。


Hituzi Linguistics in English, No. 19
Typological Studies on Languages in Thailand and Japan
東京:ひつじ書房



タイと日本の言語に関する言語類型論的研究論文を集めた論文集。タイの
チュラロンコン大学で行われた認知類型論研究大会で発表された論文を
中心に編集された最近の知見の言語学論文集。

 

東北大学研究者紹介

http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/1e6ab6fd9376041e7f132d814aafc9ff.html

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