研究者紹介 山下 博司

グローバリゼーション下の民族文化のダイナミズムに対する、多言語圏にわたる調査・研究による学際的アプローチ

 

グローバル共生社会研究系

多文化共生論講座

山下 博司  教授 【 Ph.D. 】

― 研究の内容を教えてください。

 サンスクリット語/パーリ語、チベット語、漢語などによるフィロロジカルな方法論的基礎を踏まえ、タミル語・マラヤーラム語などドラヴィダ系言語資料の読解と運用、及びムラユ語/インドネシア語を中心とする東南アジア諸語の知識を随時活用しつつ、インド系民族宗教(主にヒンドゥー教)の史的展開と中世及び近現代における越境的な伝播・拡大について、文献資料に加え質的調査を基軸とするフィールドワークの手法を交え研究しています。その関連で、東南アジア華人による道教祭儀(九皇勝會など)との比較研究にも従事しています。民族映画とグローバル化の問題もテーマのひとつです。さらに、これらと並行して、比較思想・比較文化的方法を用いつつ、アジア地域を中心に、環境思想、生命思想、風土論の研究・教育も行っています。   ●この間、国際ドラヴィダ言語学研究所(ISDL=International School of Dravidian Linguistics, Trivandrum, India、現代標準マラヤーラム語の習熟およびドラヴィダ諸語の研究)、国立シンガポール大学社会学科(Dept of Sociology, National University of Singapore、多元社会シンガポールにおける宗教事情の研究)、タイ王国文化省立バンディットパタナスィン芸術大学(Bunditpatanasilpa Institute, Department of Fine Arts, Ministry of Culture, Thailand、東南アジアにおけるインド系宗教の伝播と伝承に関する研究) の各客員研究員を歴任しました。平成29年度には、南インド・タミルナードゥ州のジャヤシェーカラン・メディカルトラスト(Dr. Jayashekaran Medical Trust)附属の保健科学大学(College of Allied Health Sciences)で客員研究員(インド伝統医療と近代医学)を務める予定です。                                    ●公表している研究業績(全論文・論攷・著作一覧)については、「東北大学研究者紹介」の当該ページ http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/83ce26f2ab1f9173f4672fa17033525d.html を、また執筆論文などについては以下の2サイトも参照ください。  http://ci.nii.ac.jp/nrid/1000020230427 http://rns.nii.ac.jp/d/nr/1000020230427                                                         ●科学研究費補助金による研究プロジェクト参画一覧(計29件・代表者10件、うち進行中3件・代表者1件)は、以下のとおりです。代表者として、目下「インド映画の“新しい波”<新中間層シネマ>の誕生―インド映画研究の確立を視野に―」を進めています。 https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?qm=20230427 ●人間文化研究機構(NIHU)の「現代インド地域研究」プロジェクトにおける国立民族学博物館拠点(MINDAS)での拠点共同研究員としての活動については、 http://www.minpaku.ac.jp/nihu/mindas/index.html を参照ください。

研究のキーワード

地域研究、インド思想史・宗教史・文化史、ヒンドゥー教とグローバル化、インド映画論。 環境思想、自然観と生命思想。 インド・東南アジア言語文化交流史、華人寺廟と道教祭祀、ディアスポラ研究。

主な著書・論文など

単著、単訳、監修

2016年8月新刊

【2名共著】



『新版 インドを知る事典』 東京堂出版、全448頁、2016年

※岡光信子(文化人類学・宗教人類学)との共著。刻々と変わるインドの現状に鑑み、旧版を全面的に改稿。13億3000万人を超える人口を擁し、ITセクター等で世界的な存在感を増しつつあるインドを、歴史・宗教に始まり、現代インドの衣食住、服飾、ファッション、生命観、映画、教育、IT・自動車・製薬・医療など産業界の最新情報と環境問題、インドへの旅行や滞在・生活に必要不可欠な情報を最新の調査結果を踏まえて詳説

2016年2月新刊

【単著】



『インド人の「力」』 講談社f現代新書、全208頁、2016年

※グローバル化時代におけるインド人の国際企業やITセクター、金融セクター等々への進出、起業、活躍、成功を支えるインド人の数学力、言語能力、英語力、コミュニケーション力、交渉術、民族性、インド式教育などにつき、10年以上の滞在経験とフィールド調査歴とを踏まえて詳述

★台湾の代表的な出版社である晨星出版より、中国語(繁体字版)での出版が決定

2014年11月刊

【単著】



『古代インドの思想-自然・文明・宗教-』 ちくま新書、全238頁、2014年

※環境と文化の相関の立場から、インダス文明からヴェーダ・ウパニシャッド・仏教の時代にいたる文明や思想の成立と推移の背景を、自然環境、古代気象、乾燥化などについて、比較文化・比較思想の視点を交えて詳説

★本書21~62頁にかけ、甲南女子大学2016年度入学試験(国語)の長文問題として採用さる

2015年5月刊

【共著】



三尾稔・杉本良男編『現代インド6・環流する文化と宗教』東京大学出版会、2015年

※国立民族学博物館でのNIHU共同研究プロジェクトの前半フェイズ(5年間)の研究成果の一端として、「ディアスポラとヒンドゥー教 -東南アジアのタミル系寺院と司祭-」の節(253~275頁)を執筆し、シンガポール・マレーシアを中心とする旧英領マラヤ地域のインド移民による現代ヒンドゥー教の実践面に関わる特徴的な様相を最新の調査をもとに考察

2015年1月刊

【共著】



庄司博史編 『世界の文字事典』丸善出版、2015年1月

※南インドのドラヴィダ系主要言語である 「マラヤーラム語」 と 「タミル語」 の正書法、文字と調音の特質、発音標記、音写法、文例、背景事情などを解説

2014年7 月刊

【共著】



Noboru Karashima ed., A Concise History of South India: Issues and Interpretations, Delhi: Oxford University Press, July 2014

※"Language and Literature" のセクションを担当し、10~12世紀頃の南インド・ドラヴィダ諸語(タミル語、テルグ語、カンナダ語、マラヤーラム語)の言語史的・文学史的動向とそれら諸言語による創作活動について英語で記述

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【単訳】



ジョン・ルンドクイスト著 『神殿-天と地の出会い』(イメージの博物誌29)、平凡社、1994年、全102頁

※世界の宗教的モニュメントや巡礼センターが秘める多彩なシンボリズムについて通文化的・通宗教的に論述したアメリカ人中東考古学者による比較宗教誌的書物の邦訳

 

【単著】



『ヒンドゥー教とインド社会』 (世界史リブレット5)、山川出版社、1997年(2015年、1版12刷)、全90頁

※インダス文明、ヴェーダ・ブラーフマニズムに始まり、ヒンドゥー教の生成から近現代の思想的動きまでを東西比較文化論的視座から叙述。近代ヨーロッパのロマン主義的思潮と近代言語学・インド古典学の成立史にも紙幅を割く

 

【単訳】



ジャヤカーンタン著 『焼身』 (現代インド文学選集5)、めこん、1997年、全229頁

※タミル現代文学の最高峰とされる作家T・ジャヤカーンタン (1934-2015) による代表的中篇小説4編のタミル語原著からの直接訳(本邦初訳)。文学史上の位置付けや作家略歴を含む詳細な解題も付す

 

【単著】



『ヒンドゥー教 -インドという<謎>-』(選書メチエ229)、 講談社、2004年(2016年、1版8刷)、全229頁

※インド伝統思想の要諦を2部(生活編と哲学編)に分けて解説。とくに、思想史的に主流を構成するヒンドゥー教・ヴェーダーンタ学派の諸理論を中心に思想内容と歴史的展開とをまんべんなく記述

 

【監修】



『ヒンドゥー教』 ポプラ社、2005年、全40頁

※中高生までを対象にしたインドの宗教文化の入門的解説書(文は渡辺一夫氏による)

 

【監修】



『インド』 ポプラ社、2007年、全48頁

※中高生までを対象にしたインド地域・文化の入門的解説書(文は渡辺一夫氏による)

 

【単著】



『ヨーガの思想』 (選書メチエ432)、講談社、2009年(2015年、1版3刷)、全246頁

※ヨーガ的伝統が有する文化的・思想的意義、およびラージャヨーガからハタヨーガへ、さらにクンダリニー等のタントラ・ヨーガへの推移について歴史的展開を軸に詳述するとともに、グローバル化時代のヨーガの現況や現代の著名なグルたちにも論及

 

【単訳】



ランス・デイン著 『ビジュアル版 カーマスートラの世界』 東洋書林、2009年、全297頁

※世界的に著名なインドの性典『カーマスートラ』(4~5世紀)を、貴重な図版資料(春画や文化財等)を多数交えて解説・考察した希書(奇書)の邦訳

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共著(2~3名でのもの)

【3名共著】



『ヒンドゥー教の事典』 東京堂出版、2005年、全xiv+414頁(山下担当部分計167頁)

※橋本泰元・宮本久義(ともに東洋大学文学部教授)との共著。ヒンドゥー教の思想・文化・社会の全容を3名の研究者が専門分野に応じて分担執筆。山下は本邦で論じられることの稀だった南インド関連部分を主に担当

 

【2名共著】



『インドを知る事典』 東京堂出版、2007年(2011年、1版3刷)、(全x+428頁、本文中の責任執筆分担部分計205頁)

※岡光信子(文化人類学・宗教人類学)との共著。インドの地誌と風土、政体、歴史と宗教、衣食住などの生活文化、水質汚染などの環境問題、産業とツーリズム、教育問題などに関し、最新データと長期の滞在経験による知見を総動員して記述

 

【2名共著】



『アジアのハリウッド -グローバリゼーションとインド映画-』 東京堂出版、2010年、全xi+345頁

※岡光信子(文化人類学・宗教人類学)との共著。100人以上にわたる徹底したインタビュー調査、制作・編集・興行現場での直接取材、収集した稀少なデータや画像資料を駆使して、グローバリゼーションのさなかにあるインド映画産業のダイナミズムを詳細かつ批判的に論述

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上記以外の単独での著書・編著・訳書(非売品):

【単編著】

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『タミル語-読みものと会話-(Tamil: Reader and Conversation)』 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所、1986年、全iii+149頁

※同研究所での言語研修(タミル語)のための独自テキスト。文語(文章体)と口語(会話体)にわたり新聞・雑誌記事・マンガ・ジョーク・読みものなどをふくむタミル語習得のための多彩な教材と資料を編集

 

【単著】



Religious Aspects of Early South India: with Special Reference to Tamil Classical Literature [Thesis submitted to Radhakrishnan Institute for Advanced Study in Philosophy, the University of Madras, for the degree of Doctor of Philosophy] (iv+267+notes 100 pages), 1987

※タミル古典文学(サンガム文献、BC3~AD5世紀頃)を第一次資料に、中世タミル語による註釈文献(13~14世紀頃)および現代の註釈家によるものを補助資料に用いて、南インド・ヒンドゥー教バクティズムの黎明期の状況を古典文献学の方法に拠って分析・考究したPh.D.学位論文

【単訳】



ラリター・マニュル著  『カルマの国から-インド女性によるインド文化入門-』1990年、全137頁

※インド女性の視点から、思想・宗教、神話や民話、女性問題、ヨーガ、カースト制、日常生活などについて記述したユニークなインド文化論・社会論の翻訳出版

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以下、商業出版物として刊行・流通している(つまり書店やAmazon等で入手可能な)共著書、ムック本、CDを公刊年次順に掲出

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羽田野伯猷 『瑜伽師地論菩薩地戒品』(チベット仏典研究叢書第2輯第1分冊)、法蔵館、1993年  

*大乗仏教唯識派初期の重要な論書の一つである 『瑜伽師地論菩薩地』第10章(戒品)のサンスクリット原典、チベット語訳、漢訳(3種: 玄奘訳、曇無讖訳、求那跋摩訳)の対校テキストの作成を分担



内藤雅雄他編 『都市の顔・インドの旅』 春秋社、1991年

※南インド・タミルナードゥ州の現代政治と映画界の関わりについての章「マドラス:政治と映画-MGRの軌跡-」を執筆

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『仏教と女性』 平楽寺書店、1991年

※南インドのタミル古典文学中の女神崇拝の問題を文献学的に扱った拙論「南インドの文化・社会における女性と女神の問題(序)」を収載



山崎元一他編 『南アジアを知る事典』 平凡社、1992年(2002年改訂、2012年新版)

※タミル文学、韻律、民謡などに関する諸項目の執筆。2012年の改訂版では叙述内容をアップデート



井狩弥介・長野泰彦編 『インド=複合文化の構造』 法蔵館、1993年

※インド・タミルナードゥ州中部農村地域(ティルッチラーパッリ県とタンジャーヴール県)における宗教人類学的調査の成果を纏めた拙論 「アイヤナール寺院複合の形態と機能-タミル村落の男神崇拝の事例-」 を収載 (海外科研共同研究成果出版)

「知の邂逅-仏教と科学」の画像検索結果

『知の邂逅-仏教と科学-』 佼成出版社、1993年

※ 塚本啓祥教授還暦記念論文集。古代タミル文学に現れるムルガン神にまつわる戦闘神話を扱った英語による拙論 "Myths of the Divine Antagonism: A Note on Murukan and Cur in Early Tamil Literature" を収載



歴史学研究会編 『岩波世界史年表』 岩波書店、1994年(2001年第2版)

※南インド史を担当し、先史時代~AD1700年(ヴィジャヤナガル朝の滅亡)にわたる歴史上の事件・出来事につき網羅的に記述



辛島昇編 『ドラヴィダの世界-インド入門Ⅱ-』 東京大学出版会、1994年

※タミル近代文学の生成期の状況と小説等の散文作品の成立事情・文学史的背景・作品内容を扱った節「タミル近代文学の生成-小説を中心に-」を執筆



内藤雅雄編 『解放の思想と運動』(叢書カースト制度と不可植民第5巻)、明石書店、1994年

※南インドのドラヴィダ運動の黎明を印すトラヴァンコール藩王国ヴァイッカムでの寺院開放闘争に関する章「ドラヴィダ運動の狼煙-ヴァイッカム・サティヤーグラハとE.V.ラーマサーミ・ナーイッカル-」を執筆 (不可触民制研究会共同研究成果出版)



山崎元一他編 『歴史・思想・構造』(叢書カースト制度と被差別民第1巻)、明石書店、1994年

※古代・中世のタミル語文献に現れた下層民・被差別民と バクティ信仰の問題を討究した章「低カーストとバクティ-古代・中世のタミル文献に現れた下層民-」を執筆 (不可触民制研究会共同研究成果出版)



小西正捷他編 『インド・道の文化誌』  春秋社、1995年

※南インド・タミルナードゥのヒンドゥー教に特徴的な諸観念と信仰形態についてムルガン神の諸聖地を軸に記述した章「ムルガン神の聖地めぐり-南インド・タミルナードゥのヒンドゥー教世界-」を執筆



小西正捷編 『図説・インド歴史散歩』 河出書房新社、1995年

※イギリスによるインド支配の拠点の一つをなした都市・マドラス(チェンナイ)を例に、イギリス植民地下のインド支配の一側面を論じた章「植民地下のインド-マドラス-」を執筆



小西正捷編 『原インドの世界-生活・信仰・美術-』 東京美術、1995年

※女神を祀ったインド・ケーララ州の代表的諸寺院でのインタビュー調査と参与観察をもとに南インドの女神崇拝の特質を論じた節「苦行と憑依-南インドの女神信仰-」を執筆



『ニューグローヴ世界音楽大事典』 講談社、1995年(完結)

※南インド古典音楽・古典舞踊関係の専門語彙の日本語表記につき網羅的に校閲・監修



CD 『ボンベイ & インディラ』 オルターポップ発売(メタカンパニー配給)、1996年

※日本でも公開されたインド映画(タミル語)「ボンベイ」と「インディラ」の全挿入歌の原詞からの日本語訳と文化面・宗教面からの詳細な解説を施したライナーノートを執筆



CD 『ムトゥ  踊るマハラジャ』 オルターポップ発売(メタカンパニー配給)、1996年

※日本で大ヒットを記録したインド映画(タミル語)「ムトゥ  踊るマハラジャ」の全挿入歌の原詞からの日本語訳と詳細な解説を施したライナーノートを執筆



小西正捷他編 『アジア読本・インド』 河出書房新社、1997年

※ヒンドゥー教の巡礼行為が有する意義と内包するシンボリズム等ついて、調査成果を踏まえて論じた2つの章「巡礼のシンボリズム-聖地と信仰-」、「身近に生きる神々-南の巡礼-」を執筆



坂田貞二編 『インド・ネパール・スリランカの民話』 みくに出版、1998年

※タミル地方で伝承され採話された諸民話の原語(タミル語)からの和訳と解説を担当



アエラムック 『アジア学のみかた』(New学問のみかたシリーズ)、朝日新聞社、1998年

※マニラトナム監督などとのインタビューをもとに「映画」の節を担当し、インド映画産業の「いま」を記述



千里文化財団編 『100問100答世界の民族生活百科』 河出書房新社、1999年

※インド映画産業の現況を解説する節「インドで映画づくりがさかんなのはなぜか」を執筆



辛島昇編 『インド・歴史の旅 (第2巻南インド)』 山川出版社、1999年

※ 南インド、とくにタミルナードゥ州とケーララ州各地の伝承、神話、祭事などにつき、18都市+補説の48頁分(全207頁中)を担当



Noboru Karashima ed., Kingship in Indian History (Japanese Studies on South Asia Series, No.3)、New Delhi: Manohar, 1999

※古代タミル文学(サンガム文学)の後期作品につき、その神話的モチーフを文献学的に分析した英語論文 "God as Warrior King: Images of God in Late Classical Tamil Literature" (63~87頁)を執筆し章として収載



中村元監修 『原典で読む原始仏教の世界』  東京書籍、2000年

※パーリ語仏典やサンスクリット文学作品などの記述に拠りつつ原始仏教・初期仏教の実践について多面的に考察した 「原始仏教の実践論」 と題する章を執筆



『世界民族事典』 弘文堂、2000年

※「アイヤル」、「アイヤンガール」、「サードゥー」、「ヒンドゥー」、「ブラーマン」、「リンガーヤット」の諸項目を担当・執筆



島岩他編 『聖者たちのインド』 春秋社、2000年

※サイババ・カルトの拠点であるカルナータカ州・ホワイトフィールドとアーンドラプラデーシュ州・プッタパルッティでの現地調査に基づきサティヤ・サイババをめぐる宗教現象に関する章「サイババと奇蹟」を執筆



キネ旬ムック 『インド映画娯楽玉手箱 -インド映画完全ガイドブック-』、キネマ旬報社、2000年

※タミル語映画界の諸事情について現地取材の成果を交えて記述



町田和彦編 『華麗なるインド系文字』 白水社、2001年(2005年第3刷)

※南インドのドラヴィダ系言語であるマラヤーラム語とタミル語につき、「マラヤーラム文字」、「タミル文字」 の諸項目を執筆し、文字や書記体系の特色と背景事情を解説



長崎暢子編 『地域研究への招待(現代南アジア1)』 東京大学出版会、2002年

※ヨーロッパ近代との邂逅を経たインド思想・伝統の再編の問題を扱った 「インドにおける伝統思想と現代」 の章を執筆 (科研費特定領域研究「南アジア世界の構造変動とネットワーク」共同研究成果出版)



『マドラスとボンベイ』(週刊朝日百科・世界100都市 第48号)朝日新聞社、2002年

※南インドの・タミルナードゥの対照的な2都市(マドラスとマドゥライ)についての各節「英国仕込みの近代とヒンドゥー教の伝統が共存するマドラス」、「魅惑の体感都市」を執筆



岸本美緒編 『歴史学事典 (11:宗教と学問)』 弘文堂、2005年

※「ヒンドゥー教」、「ヴェーダの宗教」、「インドの文学」、「学問(インド)」の諸項目を執筆



三木紀人・山形孝夫編 『宗教のキーワード集』 學燈社、2005年

※「ヒンドゥー教とインド映画」の節を執筆



『中村元-仏教の教え、人生の知恵- (KAWADE道の手帖)』 河出書房新社、2005年

※インド哲学・仏教学の巨匠・中村元(東京大学名誉教授)のヒンドゥー教研究の業績についての「中村元先生とヒンドゥー教研究」の節を執筆



月刊 『在家仏教』 第642号 (2005年11月号)、社団法人在家仏教協会、2005年

※タイの現地事情を踏まえた「国際ツーリズムとタイ仏教」を執筆



『世界歴史大系・南アジア史3』 山川出版社、2007年

※ 南インド中世から近代の諸問題を扱った「バクティ信仰の展開」、「ミッショナリーと印刷出版」、「カッタボンマンの戦い」の諸節を執筆



広瀬崇子他編 『現代インドを知るための60章』 明石書店、2007年(2012年、2刷)

※現代インドの社会情況を踏まえ第33章「インドでカーストはどのような意味をもつのか」を執筆



町田和彦編 『世界の文字とことば』 河出書房新社、2009年(2014年、新装版初版)

※「タミル文字 タミル語」の節を執筆し、文字の構成と由来等を解説



『季刊 民族学』 第131号、財団法人千里文化財団(協力 国立民族学博物館)、2010年

※マハートマー・ガンディーと南インドに関する節「ガンディーと南インド」を執筆



Iwao Shima et al eds., The Historical Development of the Bhakti Movement in India: Theory and Practice, Delhi: Manohar, 2011

※19世紀の聖者・ラーマリンガル(ヴァッララール)の宗教的・社会的意義を論じた英語論文 "Saint Ramalingar and the Exemplification of God as Effulgence" を章として執筆・収載



月刊 『在家仏教』 通巻第59巻・第703号 (2010年12月号)、社団法人在家仏教協会、2010年

※タイの最新事情を踏まえた「タイのエコロジーブームと仏教」を執筆



鈴木正崇編 『南アジアの文化と社会を読み解く』 慶應義塾大学出版会、2011年

※慶應義塾大学東アジア研究所でのリレー式講義の採録。「ヨーガの要諦とヨーガのグローバル化をめぐって」の章を執筆



立川武蔵・杉本良男・梅津正倫編 『朝倉世界地理講座4 南アジア』 朝倉書店、2012年

※「南インドのヒンドゥー教」の項目を執筆



山折哲雄監修  『宗教の事典』 朝倉書店、2012年

※「世界の宗教潮流:ヒンドゥー教」、「世界宗教の聖典:ヒンドゥー教」、「宗教の基礎用語:バクティ」、「宗教の基礎用語:ヨーガ 」の諸項目を執筆



井上順孝(編集主幹) 『世界宗教百科事典』 丸善出版、2012年

※「南インドのバクティ運動」、「インド系ディアスポラとヒンドゥー教」、「ヨーガとスィッタル」、「東南アジアのインド系移民の宗教」の諸項目を執筆



『地域研究』13巻2号(京都大学地域研究統合情報センター)、昭和堂、2013年

※グローバリゼーションに伴う混成化・越境・均質化のなかで変容するインド映画とインド映画産業について論じた節「グローバル化のなかで変容する社会-混成化・越境・均質化-」(359~368頁)を寄稿 (岡光信子と共同執筆)



国立民族学博物館編 『世界民族百科事典』 丸善出版、2014年

※「身体運動」について、ヨーガ等の事例に拠りつつ項目執筆



 『諸星大二郎 <暗黒神話>と古代史の旅』 (「別冊太陽」太陽の地図帖、27号) 平凡社、2014年

※著名なコミック作品中に言及される神格や神観念をめぐる「意図をもって世界に介入する<神>としてのブラフマン」 を執筆



月刊『大法輪』(2105年6月号)大法輪閣、2015年

※特集「世界の宗教聖典入門」で「ヒンドゥー教の『バガヴァッドギーター』」の項目を執筆



『群像』(2016年6月号「第71巻第6号」)、講談社、2016年

※新著 『インド人の「力」』(講談社現代新書)の内容に関連するエッセイ 「友人の友人はCEO」 を執筆

『大法輪』2016年7月号 特集:仏教と世界の《地獄》事典

月刊『大法輪』(2107年7月号)大法輪閣、2016年

※特集「仏教と世界の《地獄事典》」で「ヒンドゥー教の地獄」の項目を執筆

東北大学研究者紹介

http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/83ce26f2ab1f9173f4672fa17033525d.html

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