研究スタッフ紹介
菅谷 奈津恵
第二言語としての日本語の教育・習得
言語総合研究系
応用言語研究講座
教授
博士(人文科学)
― 研究の内容を教えてください。
留学生や海外の日本語学習者の協力を得て調査を行い、日本語の習得過程とその仕組みを考察しています。これまでは主に文法学習に関する研究を中心に行ってきました。最近は、アカデミック・ライティングにも関心を持っています。
― その研究を始めたきっかけは何ですか。
大学院生のときに、同級生と共同で日本語教室を運営したのがきっかけです。教室参加者の方の作文や会話文字起こしをながめていて、「Allaさんはなんで、『-てる』をたくさん使ってるんだろう?」と興味を持ちました。テイルを中心とした日本語のアスペクトの習得が、修士論文、博士論文のテーマとなりました。
― 研究室(講座)のアピールポイントを教えてください。
大学院の授業のほかに、学部留学生の日本語授業(初級、上級)も担当しています。意欲と関心のある大学院生には、ゲストとして授業に参加してもらったり、TA(Teaching Assistant)として授業をサポートしてもらったりしています。日本語教育をテーマとする方にとっては、研究のヒントを得る機会、現場を知る機会となると思います。
研究のキーワード
第二言語習得、日本語教育、動詞形態素、ライティング
主な著書・論文など
『責任ある研究のための発表倫理を考える』 東北大学出版会, 2017年
「着任の抱負」(『国際文化研究科公報』24号, 2011年より)
東北大学研究者紹介
https://www.r-info.tohoku.ac.jp/ja/baba5f4e73f8ec58b42a6098e7482604.html