研究科長からのメッセージ

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東北大学大学院国際文化研究科は、国際的な視野に立って、地域文化、グローバル社会、および言語科学に関する学際的な研究を行い、そこから得た専門知識や研究能力を活かして国の内外で先導的な役割を担える人材を養成することを目的とした大学院です。国際文化研究科は大学院としては比較的新しく、1993年(平成5年)に設立されました。発足当初は、国際地域文化論と国際文化交流論の2専攻でしたが、その後、国際文化言語論専攻を加えた3専攻からなる研究科として着実に教育研究を積み重ね、有為の人材を多数輩出してきました。さらに、近年の急激な社会情勢の変化に柔軟に対応すべく、2015年には1専攻の研究科として生まれ変わり、より先鋭的な大学院として時代をリードする使命を担っています。

21世紀に入り急速にグローバル化が進んだ世界では、地域社会の問題が国際情勢と直結し、政治経済はもとより、地球環境やエネルギー資源などの分野でもグローバルな視点から課題を解決する必要性に迫られています。また、グローバリゼーションそのものが最近の世界情勢において変質しつつあり、世界はさらに複雑な様相を示しています。このような時代の趨勢に的確に応じるために、現代的問題をよく理解し、広い教養と深い専門知識を身につけた人材の養成が急務となっています。

私たちは、このような現代的な課題に取り組むべき基礎的な能力、つまり、自らの文化をも相対化できる深い異文化理解力、グローバルな問題に取り組む解決能力とリーダーシップ、さらに外国語による高度なコミュニケーション能力を育み、それらの基礎に立ち高度な専門的知見と能力を培うことを目指しています。この目標を実現するために、①地域文化研究系、②グローバル共生社会研究系、③言語総合研究系という3つの教育プログラムの単位を組み込んだ教育研究を実施しています。

国際文化研究科では現在、世界の国々から来た多くの留学生が学んでいます。また、英語だけで学位が取得できるコースも設け、海外からの学生の受け入れ体制を整えています。異なる社会や文化背景をもつ学生を受け入れ、共に学ぶ場を作ることによって、グローバルな視点から物事を見ることの本質が身につくと考えています。既成の枠に収まらず、現代世界の問題に果敢にチャレンジする意欲を持った人に国際文化研究科の門はいつでも開かれています。私たちの提供するプログラムを通して深い専門知識や高度な研究能力を身につけ、さらに大きな世界に飛躍していただきたいと願っています。

東北大学大学院国際文化研究科長
小野 尚之

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