第4回 東北大学国際文化学会

2007年度講演会

平成19年12月12日(水)13時00分〜14時30分
管理棟大会議室


演題
「ドイツにおける日本学と日本研究」
講師
アスマン・シェテファニー氏
東北大学高等教育開発推進センター講師

講師プロフィール

1970年生まれ。2003年ハンブルク大学日本学博士課程を終了。

現在、東北大学高等教育開発推進センターにて講師としてドイツ語教育に携わっている。研究の専攻分野は現代日本社会についての研究、特に消費行動と社会階 層化である。


<講演要旨>

ドイツにおける日本についての学問の出発点は1914年とみられている。その時代に、日本学という学問は大学に限られていた専門であり、日本についての研究の重要な内容は古典文学、歴史、宗教であった。現在は、ただ大学のみならず、研究所も高等学校も日本語教育と日本研究を行っ ている。現代日本の社会学、政治学、経済学、国際関係の研究が日本研究の一部として扱われている。最近は、ポピュラー文化についての研究、例えば漫画やメ ディア論も重要な役割を果たしている。本講演では、最近のドイツ大学における改革(B.A./M.A制度の施設)を含み、日本学から現代日本の社会分析に いたるまでの日本研究の発展を取り上げる予定である。