| 1993年4月に本研究科が設置されて以来、ヨーロッパ文化論講座は、従来の研究分野の枠組みでいえば同じ講座に属することなど思いもよらなかった、異なる分野の教員が一堂に会して、学生たちとともに、「ヨーロッパ文化」という巨大な共通主題を相手に、それぞれの視点からの意見をぶつけ合いながら、切磋琢磨し、研鑽を続けてきました。 第1期生が後期3年の課程に進学した1995年に、教員と学生たちとの日常の議論の中で、共通の研究の成果を何らかの形に表わしたいという気運が盛り上がり、いわば自然発生的に研究誌の刊行という案が満場一致で決定しました。折しも、1996年3月には初代の講座代表である坂口ふみ先生がご退官なさることもあり、この時期に合わせて『ヨーロッパ研究』創刊号を「坂口ふみ教授退官記念号」として刊行しました。 以後、隔年発行を原則に、教員、学生にとっての相互啓発的、創造的研究の発信基地として刊行を続けています。この度、第8号を発行しました。ぜひ、多くの皆様がお読みくださり、ご批判を賜りますようお願いいたします。 |
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第9号(2011年3月刊予定) 目 次
第8号(2010年3月刊) 目 次 [Abstracts] (各タイトルをクリックすると当該論文の欧文要旨をごらんいただけます。)
【論文】
●近代フランス地域権力史研究における統計的手法の可能性に関する予備的・批判的考察 ― ルメルシエ,ザルク著『歴史家のための数量的手法』 によせて― (野村啓介)
●一院先議の原則(2) ―プロイセンにおけるその成立と変容― (布田勉)
●人はどの程度「歴史物語」を必要とするか (佐藤透)
【書評】
●レイラ・ペロネ=モイセス,エミール・ロドリゲス・モネガル著『ロートレアモン 文化的アイデンティティー ―イジドール・デュカスにおける二重の文化と二言語併用―』 (寺本成彦)
●Jacques CUVILLIER,Famille et patrimoine de la haute noblesse française au XVIIIe siècle : Le cas des Phélypeaux, Gouffier, Choiseul, (Préface : Daniel Roche), Paris, 2005, 559 p. (帆北智子)
【研究ノート】
●Le Petit Princeにおける「聞き手」について
・編集後記 ・執筆者一覧
第7号(2008年3月刊) 目 次 [Abstracts] (各タイトルをクリックすると当該論文の欧文要旨をごらんいただけます。)
【論文】
●フランス第二帝制下におけるボルドーワイン業と地域権力〔I〕
―1860年の英仏通商条約をめぐる論議― (野村啓介)
●有意味性と相互主観的構成について (佐藤透)
●科学技術における責任の一考察 ―マンハッタン計画に関わった科学技術者を事例として― (渡邉嘉男)
【研究ノート】
●『パリの胃袋』における歴史的出来事への言及 (陳燕芸)
●レオポルト1世期のロレーヌ公国におけるシュワズル=スタンヴィル家の創設とその所領
―貴族と公権の関係をめぐって― (帆北智子)
●『失われた時を求めて』における"nébuleuse"―欲望と忘却の関連についての一考察― (高橋梓)
・編集後記 ・執筆者一覧
第6号(2007年3月刊) 目 次 [Abstracts] (各タイトルをクリックすると当該論文の欧文要旨をごらんいただけます。)
【論文:特集「ヨーロッパ文化と日本」】
●森鷗外とカール・レーヴィット覚書 (小松恵一)
●ロエスレル起草日本帝国憲法草案におけるドイツ語受動態の日本語訳 (嶋﨑啓)
●ヨーロッパと日本における空間意識 (米山親能)
●日本におけるLe Petit Princeの翻訳について (小林文生)
●ナポレオン3世下フランスの極東進出と幕末日本
―ボルドーワイン史研究の新たな展開にむけての覚書― (野村啓介)
●一院先議の原則(1)
―プロイセンにおけるその成立と変容― (布田勉 )
●時間論からみたキリスト教と浄土教
―「実存論的終末論」と「平生業成」― (佐藤透)
【論文】
●『制作』におけるパリ ―セーヌ川とその周辺を中心に― (陳燕芸)
●フランス王国におけるシュワズル公のキャリア形成と戦略
―ポンパドゥール夫人主導説の再検討― (帆北智子)
●14世紀後半のリューベック市参事会員構成について――人物特定の問題を例に―― (板垣晴朗)
・編集後記 ・執筆者一覧
第5号(2005年12月刊) 目 次 [Abstracts] (各タイトルをクリックすると当該論文の欧文要旨をごらんいただけます。)
【論文:特集「アイデンティティ」】
●「古いヨーロッパ」のアイデンティティー ―オーストリア史の歴史的射程から― (佐藤勝則)
●「アイデンティティ」の論理と心理と倫理 ―「同一性命題」を手がかりとして― (篠澤和久)
●プルーストにおける印象と記憶について (小林文生)
●「1855年格付」制定にみる「ボルドーワイン」ブランド創出の試み
―地域権力としてのボルドー商業会議所― (野村啓介)
●1869年の北ドイツ連邦宗教同権法の基本思想 ―ユダヤ教徒の?解放??― (布田勉)
●アイデンティティと共同体 ―柔らかなアイデンティティのために― (佐藤透)
【翻訳】
●William Shakespeare(1564-1616): Sonnets [1609] 78-154 (DEVIENNE, Denis)
【論文】
●シュワズル公Etienne-Francois de Choiseul研究の動向と展望
―17-18世紀のロレーヌ貴族層にかんする新たな政治社会史研究にむけて― (帆北智子)
●14世紀後半における一リューベック市参事会員の諸活動について
―ヘルマン・ファン・オーゼンブリュッゲHermann van Osenbruggeの例から― (板垣晴朗)
・編集後記 ・執筆者一覧
第4号(2004年7月刊) 目 次 [Abstracts]
(各タイトルをクリックすると当該論文の欧文要旨をごらんいただけます。)
●自分を救うために学ぶ (ル・コアディク、ロナン)〔小林文生 訳〕
●Marcel Proust, de la critique aux critiques (ROBERT, Pierre-Edmond)
●William Shakespeare (1564-1616): Sonnets [1609]1-77 (DEVIENNE, Denis)
●'The reason no man knowes': ─『ヒアローとリアンダー』における恋の非条理について─ (壹岐 泰彦)
●『星の王子さま』における「絵」について (小林 文生)
●「ボルドー商業委員会」設立(1860年1月)をめぐる対抗関係
─ボルドー都市指導層の構造的変容に関する予備的考察─ (野村 啓介)
●「普通選挙」の概念─日独における伝統的・古典的意味内容─ (布田 勉)
●寛容と平和 (佐藤 透)
・編集後記
・執筆者一覧