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国際文化研究科・帯広市図書館共催の市民講演会を開催

8月20日(土)午後6時半から午後8時まで、東北大学国際文化研究科・帯広市図書館共催の帯広市民セミナーが帯広市図書館多目的視聴覚室で開催された。講師はアジア文化論講座の勝山稔准教授、講演題目は「中国歴史紀行―はるかなる歴史の舞台をさぐる―」である。講演は、中国(特に北京周辺や旧満州地域)にスポットを当て、各地の歴史・史跡を中心に現地調査の写真や映像を使って行われた。

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当日は曇りのち雨と不順な天候に見舞われたほか、初めての夜間開講ということもあり会場スタッフは参加者が減るのではないかと心配したが、その日は昨年を上回る64名の参加者があり、座席が足りなくなる程であった。参加者の反応も非常に良く、セミナー後のアンケート結果でも上々の評価を得ることができた。またセミナーには十勝毎日新聞社の新聞記者の取材が行われ、翌21日には新聞で報道されるなど、大きな反響があった。

(関連記事参照)

2007 仙台におけるフランス・レンヌ年

70418112739仙台市とフランスのレンヌ市が1967年に国際姉妹都市の締結をしてから、今年で40年になります。これを記念して、今年は、「2007 仙台におけるフランス・レンヌ年」という名称のもとに、仙台市ではさまざまな行事が予定されています。

東北大学大学院国際文化研究科は、東北大学とレンヌ市にあるレンヌ第2大学との大学間協定の世話部局として交流の発展に寄与するとともに、仙台市と の連携にもとづいて、「2007 仙台におけるフランス・レンヌ年実行委員会」を構成する一組織としてこれに参加して、積極的に活動の推進にあたっています。

国際文化研究科の取り組み

  • 本研究科学生のレンヌ市訪問

リンク(関連記事)


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本研究科教員が韓国・中央大学校を訪問

70418152620去る11月24日(金)、韓国の中央大学校(ソウル)において、「韓日文化研究のグローバリゼーション—文化の交流と融合—」と題するシンポジウムが行われ、東北大学から3名の教員が招待され講演を行った。主催は中央大学校韓日文化研究院日本研究所で、本学から参加したのは、国際文化研究科の佐藤勢紀子教授(言語文化交流論講座)、佐野正人助教授(アジア文化論講座)、情報科学研究科の関本英太郎教授(メディア情報学講座)である。

中央大学校は1918年に設立された名門私立大学で、18の学部と15の大学院があり、現在約30000人の学生が在籍している。特に映像・演劇分野では韓国で最先端に位置し、日本研究の拠点校としても有名である。 本研究科では、平成16年度より中央大学校との交流を開始し、今年2月には情報科学研究科との共催で同校から朴銓烈(パクチョンヨル)教授(日語日文科)、李忠稙(イチュンジク)教授(先端映像大学院)を招聘、公開講演会を開催した。今回のシンポジウムは、そのような経緯をふまえて実現したものである。

シンポジウムでは、最初に朴銓烈教授による「日本の文化立国政策とネオジャパネスク」と題した基調講演があり、その後、「日本人とのコミュニケーション—断り表現の使い方—」(佐藤)、「日本のマスメディアを問う」(関本)、「韓流をめぐる日本の状況のスケッチ」(佐野)の順序で講演が行われた。中央大学校日語日文学科の教員と学生を中心に50名ほどが参加し、講演ごとに熱のこもった質疑応答が行われた。

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今回の訪問では、黄潤元(ホアン・ユノゥン)副学長(国際交流担当)、国際交流部長の朴奐栄(パク・ファニョン)教授とも会見し、今後の交流においては教員の専門分野での継続的な研究交流が重要であるとの認識で一致した。学生交流についても、朴銓烈教授より、現在国の予算で行われているBK21(Brain Korea 21)プロジェクトの一環として、来年度以降に東北大学で院生の合同研究発表会を開催したいとの意向が示された。 国際文化研究科では、来る2月3日に、「東アジアにおける日本研究—言語・文学・思想—」と題して学術交流フォーラム(公開)の開催を予定しており、中央大学校の任栄哲(イムヨンチョル)教授(社会言語学)、漢陽大学校の尹相仁(ユンサンイン)教授(日本文学)、中国社会科学院の?頴(キョウエイ)副研究員(日本思想史学)の3氏による講演会を企画している。今回、任教授はあいにく訪日中で面会がかなわなかったが、尹教授とは歓談の機会を持つことができた。今後の国際交流の推進に向けて、さまざまな意味で有意義な韓国訪問であった。

(国際文化研究科国際交流委員会)

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公開国際交流プログラム「韓国文化への誘い」─映像と言葉から見た日韓文化交流─

東北大学大学院国際文化研究科公開国際交流プログラム

日時:平成18年2月4日(土)
場所:マルチメディア教育研究棟6階大ホール(午前)
   マルチメディア教育研究棟206室(午後)

午前の部(10時〜12時15分)

講演:「日本大衆文化と共に見るソウルの風物」
講師:パク・ジョンヨル(韓国・中央大学校日語日文科教授)

午後の部(13時30分〜18時)

13時30分〜15時30分
映画:「殺人の追憶」(日本語字幕スーパー付き)
15時45分〜18時
講演:「韓国映画産業と韓日文化交流」
講師:イ・チュンジク(韓国・中央大学校先端映像大学院教授)


「韓国文化への誘い」(PDF)


パク・チョンヨル先生「日本大衆文化と共に見るソウルの風物」

〈講演要旨〉

1945年以後、長い間日本の大衆文化は韓国内でタブー視される状況が続いてきた。それが、金大中大統領時代の1998年から日本大衆文化の開放が段階的に行われ始めるようになった。2002年の日韓ワールドカップ大会をきっかけにして、日本人や日本文化に対する好感度も非常に高くなり、2005年には「日韓友情年2005」を記念する各種の事業が展開された。そんな中、日本では「冬のソナタ」をきっかけとした「韓流」ブームが勢いを増し、日韓両国の友好に良い役割をしている。これは韓国と日本の大衆文化がどちらか一方向だけに伝わるのではなく、互いに交流しているという意味でたいへん貴重な文化現象の一つであると見られる。

最近のソウルの風景の中に溶けこんでいる日本大衆文化は、実に様々な方面で発見することができる。コマーシャルにも日本人モデルたちが続々と出演しており、日本の音楽を韓国歌手がリメイクするのも日常茶飯事となった。日本歌手や俳優たちのファンクラブも活発に活動している。以前には見られなかった日本歌手のコンサート、歌舞伎、宝塚の公演など、驚くべき変化が起こったのである。

ソウルを闊歩する若者たちの間では、日本大衆文化も外国文化の一つと認識し、享有しようとする傾向が広がっている。これは新しい世界秩序の中で共存しなければならない両国の望ましい文化交流の姿である。ソウルの風景の中に溶けこみはじめたこのような望ましい傾向は私たち皆が大切にし、これからも発展させていかなければならないものである。


パク・チョンヨル(韓国中央大学校日語日文科教授)

〈講師紹介〉

1949年生まれ。茶道や民俗劇などの日本伝統文化から、現代日本の若者文化まで幅広いフィールドをカバーする韓国の日本文化研究、比較文化研究の第一人者。
中央大学校国語国文科を卒業した後、1982年〜86年まで筑波大学の歴史人類学研究科に留学、日本の伝統文化について研究する。現在は、韓国中央大学校の日語日文科の教授として、幅広く日本の伝統文化や現代日本の文化について研究をしている。著書には『日本の妖怪文化』(2005)、『日本の文化と芸術』(2000)、『日本伝統文化論』(1999)、『日本を強くした文化コード』(1997)など。


イ・チュンジク先生「韓国映画産業と韓日文化交流」

〈講演要旨〉

韓国の映画産業は、2004年には国内市場占有率59%を維持し、観客数1億3000万人、制作篇数82篇と活況を呈している。また3大国際映画祭を連続受賞するなど国際的に優秀な評価を受けている。講演では、韓国映画産業がこのように現在の発展に至った要因と背景について眺め、また今後の映画を通した日韓の文化交流のあり方について展望してみる。

韓国映画の発展には、1998年のIMF危機の克服と体質改善が大きな要因としてあり、また映画教育の爆発的広がりと優秀な人材養成や、世代交代があった。例えば「トンマッコル」「マラソン」「お前は俺の運命」などの2005年の代表作は、みな新人監督の作品であり、またお互いに違った背景を持つ監督たちの作品で、多様な人材の流入が可能にしたものであった。

しかし、映画産業の規模の小ささが多様性を萎縮させるという問題が、韓国映画のもっとも大きな弱点であり、アジア映画の可能性を共有する意味で日韓の共同制作が切実な課題としてある。最近の日本での韓国独立映画展と韓国での日本映画祭はよい結果をもたらすだろう。

この講演では、特にイ・チュンジク先生の映画人としての体験から、現場から見た韓国映画産業のあり方について興味深い話が聞けるものと期待される。



イ・チュンジク(韓国中央大学校尖端映像大学院映像学科教授)

〈講師紹介〉

1958年生まれ。映画人として映画製作の現場にも携わりながら、映画振興委員会委員長、デジタルシネマビジョン委員会委員長などを務める。
中央大学校演劇映画学科を卒業した後、映画演出学校ESRAで映画制作、演出などを学ぶ。1991年から中央大学校映画学科の教授として、「韓流」を支える多くの映画人を養成した。映画「24」、「水メガネ」、「Rock is Dead」などの作品を製作する一方で、映画振興委員会の委員長を2002年〜05年勤め、現在はデジタルシネマビジョン委員長を務めている。著書には『韓国映画の理解』などがある。

東北大学大学院国際文化研究科とアリアンス・フランセーズ仙台との間の相互のサテライト教室

サテライト教室とは

アリアンス・フランセーズとは

平成17年度第2学期のサテライト講義

  1. アリアンス・フランセーズ仙台で受けられる国際文化研究科の講義

     佐藤研一教授「言語テキスト動態論」

     (18世紀ドイツ文学にみられるフランスの影響)
  2. 国際文化研究科で受けられるアリアンス・フランセーズ仙台の講義

     フレデリック・ヴァンサン講師「フランスでの研究方法入門」

     フレデリック・ヴァンサン講師「フランス語口頭表現」討論演習

過去の講義


サテライト教室とは


「東北大学大学院国際文化研究科とアリアンス・フランセーズ仙台との間の相互のサテライト教室設置に関する協定書」(平成17年2月7日調印)に基づいて,国際文化研究科の講義の一部をアリアンス・フランセーズ仙台の教室で開講し、アリアンス・フランセーズ仙台の講義の一部を国際文化研究科講義室において開講するもので、平成17年度第1学期より開始しました。

アリアンス・フランセーズとは


アリアンス・フランセーズは、フランス語とフランス文化の推進を目的として1883年にパリに創設され、現在にいたるまで世界で138カ国に1135の支部機関を持つ、世界最大の言語・文化組織です。フランス政府、フランス外務省の管轄のもとに運営され、世界各地のそれぞれのアリアンス・フランセーズの館長はフランス外務省から直接任命されます。活動内容は、初級から上級までのフランス語教室の運営を中心として、展覧会、講演会、映画、コンサート等、フランス文化普及のための多様な活動を展開しています。

アリアンス・フランセーズ仙台は、日本に10箇所あるアリアンス・フランセーズ支部機関のひとつで、東北地方では唯一です。(980-0014 仙台市青葉区本町1-2-5 第三志ら梅ビル3F / 電話022-225-1475 FAX : 022-225-1407)

1.アリアンス・フランセーズ仙台で受けられる国際文化研究科の講義

平成17(2005)年度第2学期(10月?3月)毎週金曜日5講時(16:20?17:50)

日程: 第1回・10月7日(金)?第15回・2月10日(金) 計15回

<祝日、年末年始(12月30日及び1月6日)、2月3日を除く>
場所: 仙台日仏協会・アリアンス・フランセーズ
授業科目: 言語テキスト動態論
講義題目: 18世紀ドイツ文学にみられるフランスの影響
講義内容: 近代の行き詰まりが指摘される「時代閉塞」の今日こそ、原点にさかのぼって考える必要があろう。
十八世紀フランスのジャン=ジャック・ルソーが、ドイツの若き作家ゲーテらに与えた影響を解き明かしながら、現代日本の直面する問題にも目を向ける。
(詳細は、「平成17年度講義概要(シラバス)」をご覧ください。)
担当教員: 佐藤 研一(東北大学大学院国際文化研究科言語システム論講座・教授)
受講料: 29,600円

なお、受講する授業科目について単位(2単位)の取得を希望する場合は、東北大学大学院国際文化研究科「科目等履修生」となりますので、願書等の書類が別途必要です。
また、費用は次のとおりです。

検定料 9,800円

ただし、第1学期(4月?9月)から継続される場合は検定料及び入学料は不要です。
入学料: 28,200円
授業料: 29,600円
申込期間: 2005年9月1日(木)?9月30日(金)
申込方法: 東北大学国際文化研究科教務係窓口、または受講料相当額を郵便普通為替で、あるいは現金書留で郵送してください。
申込及び問合せ先: 東北大学国際文化研究科教務係
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
TEL 022-795-7556 FAX 022-795-7583
Email int-kkdk@bureau.tohoku.ac.jp

2.国際文化研究科で受けられるアリアンス・フランセーズ仙台の講義


授業科目A: Initiation a la recherche「フランスでの研究方法入門」
担当教員: Frederic Vincent(フレデリック・ヴァンサン) (アリアンス・フランセーズ仙台専任講師)
曜日時間: 木曜日・3講時(13:00?14:30)
開講学期 第1学期及び第2学期(学期ごとに終了)
第2学期:10月6日(木)?12月15日(木)、 1月12日(木)?1月26日(木) 計13回
教室: 国際文化研究科西棟203号室(演習室1)
使用言語: フランス語
講義内容: 「研究」を表わすフランス語rechercheには、後退を示す接頭辞「re-」が付いているとはいえ、rechercheとは、人類の発展のために新たな知識を発見(再発見ではなく)するために行なう仕事である。したがって、研究rechercheとは、探索queteではない。自己の探索というなら別だが。つまり、(探索に赴くように)研究に赴くということはないのであって、研究があなたにおいて生じる、つまり、ある問題があなたの精神に提起されてあなたはそれを解決しようとする。これが第一歩である。最も重要なのは、問題を取り違えないことだ。

授業の進め方は以下のとおり。

  • どこから始めるか。資料体か主題か。
  • 「問題提起problematique」の概念の把握
    − 日常生活における問題提起
    − 問題提起の2つの形式:モデル分析と実習
    − 質問から解答へ、もしくは小論文(dissertation)
    − 学生の作業への応用
  • 研究の開始
    − 参考文献表の作成
    − 読書の蓄積
    − ノート・読書カードの作成
    − 堅固な構想の作成  
  • 具体化の作業
    − 序論:実習
    − 結論:実習
    − 展開の線的つながり
  • 執筆作業
    − 語彙の選択と守るべき規則
    − 再読
  • 結論

(備考)講義の進み具合や受講生の要望に応じて進度を勘案する予定。



授業科目B Expression orale「フランス語口頭表現」討論演習
担当教員: Frederic Vincent(フレデリック・ヴァンサン) (アリアンス・フランセーズ仙台専任講師)
曜日時間: 木曜日・4講時(14:40?16:10)
開講学期 第1学期及び第2学期(学期ごとに終了)

第2学期:10月6日(木)?12月15日(木)、1月12日(木)?1月26日(木) 計13回
教室: 国際文化研究科西棟203号室(演習室1)
使用言語: フランス語
講義内容: ある言語を習得するとは、その言語でコミュニケーションを図ることを習得することでもある。サロンやしゃれの伝統から、フランスには会話や討論ないしは論争術への情熱が生じた。フランス人は自分の言うことを聞いてもらうために話すのが好きだが、話すときには、意識するとしないとにかかわらずある独自の手法を駆使している。この授業では、まず、スピーチ形式の習得と分析を通じて、修辞法と立論のしかたのメカニズムになじむ。次に、モデルを参照しながら、伝達内容および雄弁術(リズム、イントネーション等)に基づく会話術を構成してみる。最後に、フランスの時事問題や学生が選んだテーマに応じて、自分たちで議論を組み立てる実習をする。

授業の進め方は以下のとおり。

  • 講義の内容説明と受講生の希望聴取
  • 口頭表現の方法に関する歴史的概要説明
  • 演説(ないしは陳述)
    − モデルの研究と分析
    − 理解を深めるための練習
    − 実地演習
  • 一対一の議論
    − モデルの研究と分析
    − 理解を深めるための練習
    − 実地演習
  • 数人の議論
    − モデルの研究と分析
    − 理解を深めるための練習
    − 実地演習
  • 集団内での議論
    − モデルの研究と分析
    − 理解を深めるための練習
    − 実地演習
  • 結論

(備考)講義の進み具合や受講生の要望に応じて進度を勘案する予定。

受講料: 19,500円(A、Bいずれも学期ごと)
年度会費: 5,000円
申込期間: 2005年9月1日(木)?10月13日(木)
申込方法: 仙台日仏協会・アリアンス・フランセーズ事務局で直接申込をするか、もしくは、申込期間中にメールまたは電話で予約を入れて、第一回目の授業の際、来校する担当者へお支払いください。
申込及び問合せ先: 仙台日仏協会・アリアンス・フランセーズ

〒980-0014 仙台市青葉区本町1?2?5 第三志ら梅ビル3F
TEL 022-225-1475 FAX 022-225-1407
Email contact@alliancefrancaise-sendai.com

過去の講義

平成17年度第1学期(平成17年4月?9月)

  1. 小林文生教授「ヨーロッパ文芸論II」(印象と表現)
  2. フレデリック・ヴァンサン講師「フランスでの研究方法入門」
  3. フレデリック・ヴァンサン講師「フランス語口頭表現」討論演習

(1はアリアンス・フランセーズ仙台で開講した国際文化研究科の講義、2は国際文化研究科で開講したアリアンス・フランセーズ仙台の講義を表わす。)


「東北大学大学院国際文化研究科とアリアンス・フランセーズ仙台との間の相互のサテライト教室設置に関する協定書」調印について

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平成17年2月7日,東北大学本部第2会議室において,「東北大学大学院国際文化研究科とアリアンス・フランセーズ仙台との間の相互のサテライト教室設置に関する協定書」の調印式が行われ,米山親能国際文化研究科長とクリストフ・ジゴドー・アリアンス・フランセーズ仙台館長が調印を交しました。

調印式に際しては,在日フランス大使館からジャン=ルイ・ムキエリ文化参事官及びエマニュエル・パヴィヨン次席参事官が来仙されて,フランス側の代表として立ち会われました。また,協定調印に先立ち,ジャン=ルイ・ムキエリ文化参事官らによる東北大学総長表敬訪問が行われ,この協定締結によって期待される今後の相互協力の発展について豊富が述べられました。

この協定は,国際文化研究科とアリアンス・フランセーズ仙台との従来の協力関係をより発展させて,「それぞれの教育方針に基づき高度なフランス語運用能力の向上,日仏の文化理解・文化交流の促進及び共同研究の推進等のため相互にサテライト教室を設置する」ことを趣旨とした協定です。これに基づいて,平成17年4月の新学期から,国際文化研究科で開講する科目の一部を仙台市本町1丁目にあるアリアンス・フランセーズ仙台の教室で行ない,またアリアンス・フランセーズ仙台で開講する科目の一部を東北大学川内北キャンパスの国際文化研究科の教室で行なうことになります。

東北大学とアリアンス・フランセーズ仙台とがより緊密な関係を保ちながら,お互いに,より開かれた講義の場を提供しあうことによって,今後ますます日仏の相互理解ならびに文化・学術交流が発展することが期待されます。

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国際文化研究科によるフランス訪問

東北大学大学院国際文化研究科と仙台市との合同によるレン市,レンヌ第2大学及びフランス外務省訪問

『河北新報』(平成16年11月11日付)掲載の関連記事へ

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Mouret学長,藤井市長とともに

さる11月2日から8日の日程で,仙台市との合同によるレンヌ市,レンヌ第2大学,及びフランス外務省訪問を行いました。

仙台市とフランスのレンヌ市は,1967年に国際姉妹都市提携を締結して以来,この37年間,活発に国際交流を続けており,その正式な表明として定期的に公式訪問団が交互に訪問しています。今年は仙台市がレンヌ市を訪れるに際して,先般の東北大学大学院国際文化研究科との協力協定覚書,及び東北大学とレンヌ第2大学の大学間学術交流協定にもとづいて,仙台市と国際文化研究科とが合同で,レンヌ市とレンヌ第2大学を訪問するという画期的な企画が実現しました。
  • 訪問団名簿
  • レンヌ市訪問
    *レンヌ市の概況説明*レンヌ市での歓迎会*レンヌ市との姉妹都市協議
  • レンヌ第2大学訪問
    *レンヌ第2大学の概略
    *レンヌ第2大学での三者会談
    *レンヌ第2大学との交流協議
    *レンヌ市長主宰昼食会
  • フランス外務省訪問
    *フランス外務省での五者会談
    *2007年「仙台におけるフランス・レンヌ年」に向けて
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  • 訪問団名簿
  • レンヌ市訪問
    *レンヌ市の概況説明
    *レンヌ市での歓迎会
    *レンヌ市との姉妹都市協議
  • レンヌ第2大学訪問
    *レンヌ第2大学の概略
    *レンヌ第2大学での三者会談
    *レンヌ第2大学との交流協議
    *レンヌ市長主宰昼食会
  • フランス外務省訪問
    *フランス外務省での五者会談
    *2007年「仙台におけるフランス・レンヌ年」に向けて
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【レンヌ市訪問】

レンヌ市役所前広場

レンヌ市役所前広場



レンヌ市はフランス北西部のブルターニュ地方の中心都市であり,人口は約22万人とフランスでは10位の中規模の都市で,周囲の自然の魅力もあいまって,雑誌等のアンケート調査ではフランスの中でもっとも住みやすい街の1, 2位を占めています。その中心にあるレンヌ市役所は,大きな広場をはさんで,市立オペラ劇場と向かい合い,それら二つの建物の対称的な曲線が美しい空間を構成しています。

レンヌ市の概況説明

70419162529今回の訪問初日の11月4日には,まずレンヌ市役所を訪れ,ロズリーヌ・ルフランソワ助役(国際交流担当)の出迎えを受けた後,会議室で,レンヌ市国際交流課のマリー・ギュイヤールさんからレンヌ市の概況についての説明を受けました。フランスでは近年,市町村の独自の活動と,それらのあいだの合議による新たな合同自治体制による活動が,国家とのバランスをとりながら推進されており,レンヌ市の機構もいくつかのレベルを使い分けながら複雑に機能しているようです。なかでも,文化,教育活動に対する支援のふところの深さが印象的です。

ンヌ市での歓迎会

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説明の後は,専門のガイドさんの案内でレンヌの旧市街地の見学をし,続いて,レンヌ市役所大広間で歓迎会を催していただきました。ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を思わせる豪奢な広間で,レンヌ市のエドモン・エルヴェ市長はじめ,市の関係者及び,日本とくに仙台と縁のある市民が100人ほど参加して,暖かい歓迎を受けました。37年の長きにわたる両市の友好の歴史を感じさせられます。なお,昨年10月から今年の9月まで,大学間協定の枠でレンヌ第2大学から国際文化研究科に特別聴講学生として留学して,再びレンヌ第2大学に戻ったレイラ・ルノーさんも来てくれました。

レンヌ市との姉妹都市協議

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同日の午後には,市役所から近いところにあるレンヌ国際会館に場所を移して,姉妹都市協議が行われました。ここでは,ロズリーヌ・ルフランソワ助役はじめ,レンヌ市国際交流課のマリー=フランソワーズ・ケロックさん,国際会館副館長のクリスティアヌ・ジュゲさん,レンヌ市教育課主任で姉妹都市委員会委員長も務めるマリー=アンドレ・ブリアンさん,民間団体であるブルターニュ・ジャポン協会の会長マリー=アニック・メヴェルさん,同じく民間団体の「Shimaitoshi Sendai」のクロディーヌ・ルーさん等の参加のもと,今後の具体的な交流について意見交換がなされました。結論として,2007年の姉妹都市締結40周年記念行事を「仙台におけるフランス・レンヌ年」と名付けて仙台で1年間を通して行うこと,それに向けて2005年からさっそくプレ企画を立てていくことが決められました。

【レンヌ第2大学訪問】

東北大学とレンヌ第2大学とのあいだには,実質的には1991年以来,研究交流および学生交流が続いていますが,1998年には国際文化研究科とレンヌ第2大学多言語学部とが部局間協定を結び,続いて1999年には東北大学とレンヌ第2大学とが大学間協定を締結して,以後,公式な関係のもとに交流が進展しています。

レンヌ第2大学の概略

キャンパス風景

キャンパス風景



レンヌ第2大学は,レンヌ市内北西部のヴィルジャン地区とラ・アルプ地区に位置して,約12万平方メートルの広大なキャンパスに,美しい芝生をあいだにして研究棟,講義棟,図書館,学生活動棟などが立ち並んでいます。

学部・研究科(フランス語ではUFR「教育研究系」)としては,「芸術・文学・コミュニケーション」,「多言語」,「人文科学」,「社会科学」,そして「健康・体育」の5つのがあり,学生数は大学院も含めて約21,500人,教員数は約630人,職員数は430人で,東北大学(学生数約18,000人,教員数約2,600人,職員数約2,300人)と比べると,学生数に比して教職員数が少ないのに驚かされます。

東北大学からのレンヌ第2大学訪問は過去に何度かありますが,今回の訪問は,仙台市長以下,仙台市の公式訪問団も同行して,共通の協議をした点で画期的な出来事だったと言えるでしょう。

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レンヌ第2大学での三者会談

7041916264011月5日,午前の部はレンヌ第2大学本部最上階(9階)の大会議室で,フランソワ・ムーレ学長のほか,マルク・ゴンタール第一副学長(学術担当),カトリーヌ・ギイ第二副学長(審議会・広報担当),マリー=クロード・ル・ボット副学長(国際交流担当),マリー=ノエル・マソン副学長(文化担当)らによって,手厚い歓迎を受け,レンヌ第2大学,仙台市,そして東北大学大学院国際文化研究科それぞれの現状に関する情報を交換し,今後の交流活動について三者の連携に基づくより強固な協力の必要性を互いに確認しました。

引き続き,ル・ボット副学長にご案内いただいて,キャンパスの主要な部分を見学しました。本部棟の入り口脇の壁に刻まれているモンテーニュの言葉の解釈をめぐって,しばし立ち話になり,興味深い見学でした。

70419162648 70419162655 新しくできた学生会館

レンヌ第2大学との交流協議

70419162704午後の部は,マルク・ゴンタール第一副学長とマリー=クロード・ル・ボット副学長を中心として,学術交流,学生交流に関係する先生方と事務局長にご同席いただいて,あらかじめメールでお送りしておいた次の三項目のテーマについて,説明と質疑応答の形で協議をしました。

(1) 研究交流と学生交流の促進について
(2) 事務機構の比較検討について
(3) 市と大学との連携について

これらについて,ル・ボット副学長が周到に準備をしてくださり,三項目のそれぞれについて,たいへん実りある会談となりました。とくに,レンヌ市では,以前から市と大学(国立)が緊密な連携をとって,援助や情報提供を相互に行っていることが具体的にわかり,たいへん参考になりました。法人化されたわれわれにとって,事務機構や勤務形態等の違いも大きな関心事であり,議論は尽きませんでしたが,金曜日の午後でもあり,際限なくお引き止めするわけにもいかず,またの機会を約してお別れしました。

ンヌ市長主宰昼食会

70419162711なお,訪問団の泊まったホテルはレンヌ市の中心部,市役所のすぐ近くでしたが,そこからレンヌ第2大学へは地下鉄で5駅,10分足らずの距離です。この地下鉄はVALという最新式のコンピュータ制御無人車両で,2002年3月に開通したばかりです。ちなみにレンヌ市は,フランスで地下鉄を保有する市のなかでは最も人口の少ない市だそうです。

また,この日の昼にはレンヌ市長のご招待による昼食会があり,レンヌ市迎賓館にて市長ご夫妻を囲んで,シャンペンでの乾杯に始まって,特産の魚料理に舌鼓を打ちながら,レンヌと仙台それぞれの自慢話などに花が咲き,2007年に向けてますます親睦の実をあげました。

【フランス外務省訪問】

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フランス外務省中庭



レンヌでの内容の濃い2日間を過ごした翌日,11月6日は,TGVにてパリへ。レンヌ・パリ間は約300km,TGVで約2時間の距離で,ちょうど仙台・東京の関係に似ています。パリでは,サン=ジェルマン大通りにあるフランス外務省を訪問しました。通常,土曜日は閉庁ですが,今回はアリアンス・フランセーズもかかわるということで,特別のはからいで受け入れていただきました。対応していただいたのは,フランス外務省文化芸術協力局次長のロラン・ビュラン=デ=ロジェ氏と,同省文化機関及びアリアンス・フランセーズ担当のドニ・ビソン氏のお二人です。

フランス外務省での五者会談

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フランス外務省にて



ここでは,仙台市長から今後の仙台市の国際的活動の計画について説明紹介があり,ついで東北大学(国際文化研究科)から小林が,レンヌ第2大学との交流のこと,仙台市およびアリアンス・フランセーズ仙台との協力関係と今後の活動予定を説明し,次にアリアンス・フランセーズ仙台からこの場に参加した事務局長の姉歯一彦氏が,アリアンス・フランセーズ仙台の現状説明と今後の活動予定を説明しました。具体的には,2007年に仙台で開催する姉妹都市提携40周年記念行事を,フランス外務省が積極的に支援することになりました。

2007年「仙台におけるフランス・レンヌ年」に向けて

ソルボンヌ

ソルボンヌ



このことにより,2007年の「仙台におけるフランス・レンヌ年」の記念行事を仙台市,東北大学,アリアンス・フランセーズ仙台が協力して主催し,そこにレンヌ市とレンヌ第2大学が参加して,さらにフランス外務省がバックアップするという,これ以上望むべくもない見事な連環がこの短期間のフランス滞在のあいだに成立しました。もちろん,これは今回の訪問だけでは成立するものではなく,それぞれが地道に行ってきた活動の長い歴史の結実です。

2007年に向けて,国際文化研究科が一丸となって,外へと広く開かれた研究科としてますます積極的に活動を進めていくことが期待されています。

『河北新報』(平成16年11月11日付)掲載の関連記事へ

国際文化研究科と仙台市との連携に向けて覚書を調印

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覚書の書面へ
仙台市シティセールス情報館へ

『河北新報』(平成16年10月30日付)掲載の関連記事へ
『朝日新聞』(平成16年11月6日付)掲載の関連記事へ

国際文化研究科は平成16年5月以来,仙台市企画局総合政策部からの提案を受けて,双方の連携による相互サポート協定についての協議を重ねてきましたが, このたび,正式に覚書を取り交しました。調印式は,10月29日(金)午後1時30分より仙台市役所3階の三役応接室にて行われ,米山親能・東北大学大学 院国際文化研究科長と伊藤行政・仙台市企画局総合政策部長によって署名がなされ,覚書が発効しました。この官学連携により,今後,仙台市のシティセールス と東北大学大学院国際文化研究科の社会貢献のための緊密な相互協力が積極的に展開されることになります。その最初の具体的な実現として,11月のレンヌ 市,レンヌ第2大学,フランス外務省への合同公式訪問が行われます。なお,調印式の模様が10月30日付けの河北新報朝刊第3面にカラー写真入りで報じら れました。覚書の書面とともに掲載いたします。

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仙台市とのレンヌ第2大学,フランス外務省の合同訪問

10月26日,仙台市長は,国際姉妹・友好都市のレンヌ市等を11月1日〜8日に公式訪問することを発表しました。これは,10月27日付けの河北新報朝刊に掲載されました。既に10月19日付けの本欄でお知らせしましたとおり,国際文化研究科は,仙台市総合政策部との相互協力協定を締結する運びとなっており,この協定にもとづいて,今回の公式訪問に同行します。とくに,東北大学の学術交流協定校であるレンヌ第2大学では,教員及び学生の交流の更なる促進について協議し,フランス外務省では国際文化研究科と仙台市の提携にもとづく独自の幅広い日仏文化交流の可能性を協議してきます。訪問の成果については,次回以降の本欄で報告する予定です。

『河北新報』(平成16年10月27日付)掲載の関連記事へ

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