セミナー・公開講座報告

「ICTを利用した英語教育支援ツールの開発とその活用方法」【報告】

「ICTを利用した英語教育支援ツールの開発とその活用方法」

平成28年7月30(土) 13:00-16:00

研究科共催合同シンポジウム「ICTを利用した英語教育支援ツールの開発とその活用方法」が、去る7月30(土)13:00-16:00に川内北キャンパス教育・学生総合支援センター大会議室で開催されました。参加者は30数名で、4名の講師によるプレゼンに続いて活発な質疑応答や意見交換がなされました。

参加者には本学および関西圏も含む他大学の若手・ベテラン英語教員のみならず、中学校・高等学校の教員やウェブデザイナー、および大学院生・学部生の方々も含まれました。

4名の講師が紹介した最新のe-ラーニングシステムは、主にコーパス研究の知見と成果に立脚し、多様な学力の利用者層を具体的に設定しているために、参加者にとっても、自らの所属先での利用を想定しやすく、有益な情報となり得たというフィードバックが寄せられました。大学院生にとっては、コーパス研究から得られる知見の英語教育への具体的な応用例として格好の研究成果に触れる機会となったようです。また、今後も類似の催しを続けて欲しい旨の要望も聞かれました。




【プログラム】
水本篤(関西大学)
「英語論文サポートツール AWSuM の開発と今後の展望」
岡田毅(東北大学)
「EFL対面式授業とクラス外学修を統括するeラーニングシステムの構築」
中條清美(日本大学)
「教育用例文コーパスSCoRE第三次開発とデータ駆動型英語学習の実践例」
宮崎佳典(静岡大学)
「リーダビリティ式自動生成による英文リーディング用eラーニングソフト開発」
 

 

これまでに開催された公開講座

第23回 2016/H28
ことばは面白い!

ことばを科学する (高橋 大厚)
コーパスを使った英語研究と英語教育 (岡田 毅)
世界の言語の中の日本語 (副島 健作)

第22回 2015/H27
「知」の国際文化学Ⅱ -近世と宗教

反知性主義とキリスト教 -大衆の熱狂が生んだアメリカの知的状況- (小原 豊志)
近代社会とイスラーム法 -モダニティーとの邂逅が生み出したもの- (大河原 知樹)
近代日本の仏教と「宗教」 ―明治期の言葉と西洋的なるもの― (クラウタウ,オリオン)

第21回 2014/H26
「知」の国際文化学 -近世近代日本の学術と世界

謎の漢文を解読せよ -白話文解読に挑んだ日本人たち- (勝山 稔)
言語の学と「理解」の方法 -「認識されたものを認識」する文献学の東西比較- (江藤 裕之)
近代日本におけるフランス象徴主義受容 ―上田敏(1874-1916)とその時代― (坂巻 康司)

第20回 2013/H25
アジア経済発展の功罪

地域文化の保全と地域経済の発展の狭間で -中国河北省蔚県の伝統工芸品「剪紙」に対する若者の意識- (木谷 忍)
為替相場の決定とそれをめぐる政策の功罪 -日本の例- (横川 和男)
文化と自然の制約のなかで「よりよく」暮らそう! ―IPAT方式で表すアジア型豊かさを踏まえて― (ディニル プシュパラール)

第19回 2012/H24
再生の今 ―新しいヴィジョンの構築のために―

共生社会としての再生 -環境共生社会と地域共生社会の実現にむけて- (青木 俊明)
異文化間コミュニケーション入門 -円滑な意思疎通を阻むもの- (北原 良夫)
災害と再建:持続可能な経済成長につなげるために (胡  雲芳)

第18回 2011/H23
災害を生きる ―その文化的諸相―

災害リスクとインフラ整備 ―ヒト・モノ・カネそれぞれの視点から―  (柳瀬  明彦)
自然の畏敬 ―日本とヨーロッパに見る風景の受容―  (石幡  直樹 )
震災廃棄物の適正処理と再資源化 ―資源循環型震災復興モデルへの政策提言― (劉  庭秀)

第17回 2010/H22
装いの文化史 ―変化する同一性

江戸の異性装 ―八犬士と弁天小僧― (石川 秀巳)
イングランドに渡ったイラン人 ―西洋近代との邂逅の現場から― (黒田 卓)
中国の“社会主義市場経済”をどう理解するか ―企業の変化を手がかりにして― (葉 剛)

第16回 2009/H21
暮らしの中の宗教倫理 ―源氏物語・韓国映画・チェチェン戦争

光源氏の罪 ―カミ信仰、仏教、儒教の見地から― (佐藤 勢紀子)
韓国の暮らしに息づく儒教 ―ドラマ、映画を通して見る― (佐野 正人)
祈るイスラーム教と祀るイスラーム教 (北川 誠一)

第15回 2008/H20
異文化を見るまなざし ―他者によるイメージと自己認識-

レンカ・ライネロヴァーにみる多言語と多文化 ―多文化都市プラハの伝統を生きた作家― (佐藤雪野)
1910年ロンドンに行ったアイヌの人たち (深澤百合子)
同時代の生きるムスリム女性 ―トルコの女性活動家価値観と社会参加― (澤江史子)

第14回 2007/H19
18世紀文芸にみる異人像 ―日本・イギリス・ドイツを中心に―

バイロンにみるオリエント像 (鈴木美津子)
江戸時代における土耳古・波斯・亜非利加のイメージ (藤田緑)
モーツァルトの『後宮からの逃走』に表れたトルコ人像 (佐藤研一)

第13回 2006/H18
「生きざま」の研究 Part 2 ―人間的魅力とは何か―

ある旧日本海軍兵士の「生きざま」 ―日華事変(1937)、パラオ、戦後― (加藤弘)
アラビアのロレンスの「生きざま」 ―「英雄」と「裏切り者」の狭間で― (大河原知樹)
シェイクスピアの悲劇『ハムレット』 ―主人公の死の形をめぐって― (市川真理子)

第12回 2005/H17
「生きざま」の研究 ―人間的魅力とは何か―

ナポレオンの「生きざま」 ―どん底からの復活劇を読みとく― (野村啓介)
哲学者ベルクソンの「生きざま」 ―考えることと生きること― (佐藤透)
魯迅の「生きざま」 ―命を捨てても譲れないもの― (勝山稔)

第11回 2004/H16
どうなる日本!? ―将来への展望―

現代日本の教育問題は何に由来するか? (浅野裕一)
日本における循環型社会の行方 ―日本のごみリサイクルを考える― (劉庭秀)
日本語の変遷 ―過去から未来へ― (ナロック・ハイコ)
日本語の変遷 ―過去から未来へ― (宮本正夫)
地域的経済統合と国際貿易体制 (大東一郎)
『知識社会の到来』 ―ITは女を救うか?― (河野銀子)

第10回 2003/H15
グローバル化の中のアジア

グローバル化するエンタテインメント ―南アジア・娯楽メディアの現状と展望― (山下博司)
ジョージ・ブッシュとチンギスハン (北川誠一)
中国山西省に青空を ―中日共同研究による越境汚染問題への対応― (高橋禮二郎)
開発か環境保全か ―豊かな社会を目指すアジア諸国のジレンマ― (葉剛)
アジアの留学生は日本をどう見ているか ―日本語教育の現場から― (佐藤勢紀子)
在日コリアンの文学 ―金史良、梁石日、李良枝を中心として― (藤原五男)

第9回 2002/H14
再検討:アメリカの「正義」

シカゴ黒人ゲトーの成立とシカゴ民主主義 (竹中興慈)
南北戦争と黒人の闘い ―ある黒人連体の活躍を中心に― (落合明子)
黒人選挙権問題からみたアメリカ民主主義の功罪 (小原豊志)
アメリカ文学と多元文化社会 ―『ハックルベリー・フィンの冒険』をめぐる人権主義論争― (井川眞砂)
英語支配の功罪 ―英語帝国主義とは何か― (小野尚之)

第8回 2001/H13
もう一つのヨーロッパ ―中・東欧の多元的世界―

「郷紳」と「マイノリティ」のはざまで:トランシルヴァニア人の過去・現在・未来(?) (鈴木道男)
プーシキンの多元性 (田中継根)
ハプスブルク帝国の遺産としてのブコヴィナ文学 ―詩人ローゼ・アウスレンダーの生涯と作品を中心に― (藤田恭子)
チェコ史におけるマイノリティ (佐藤雪野)
ウィーンの魅力 ―その多元的世界― (佐々木克夫)

第7回 2000/H12
学際的視点から見た環境問題 ―その社会・経済・科学的諸相―

社会経済的視点からみた環境問題:大量生産・消費・廃棄型社会から循環型社会に向けて (平野厚生)
政策科学の視点からみた環境問題 ―循環型社会システム構築に向けた日韓の廃棄物問題― (劉庭秀)
実態調査の視点からみた環境問題 ―宮城県における産業廃棄物ゼロエミッションへの取り組み― (重野芳人)
資源・材料・技術の視点からみた環境問題 ―地球環境と社会型科学技術― (大谷博司)
科学史・技術史の視点からみた環境問題 ―環境問題の構図― (井原聰)

第6回 1999/H11
言語の多様性と規則性

単語のしくみ (小野尚之)
言語と視点の日英語比較 ―翻訳を例として― (上原聡)
言語とコンピュータ (吉本啓)
言葉の響き ―ドイツ語の詩のリズム― (佐藤滋・佐々木克夫)
日本語は特殊な言語か? ―英語・韓国語との比較から― (堀江薫)

第5回 1998/H10
アメリカとヨーロッパ ―歴史・言語・文化―

切り捨てられる人々 ―現代アメリカの貧困と不平等― (竹中興慈)
北米大陸におけるドイツ系移民の言語維持とその言語文化の変遷 (長友雅美)
フランスの言語と文化政策 ―植民地主義からワールド・カップまで― (梅木達郎)
人は文化の操り人形 ―異文化間の誤解をめぐって― (山口登)
欧米人の言語感覚 ―日本人と比較して― (米山親能)

第4回 1997/H9
日本と中国 ―似て非なるもの―

長安と奈良 (原田貞義)
日本の幽霊と中国の幽霊 (小川陽一)
江戸の水滸伝 ―翻案作における〈義賊〉形象― (石川秀己)
アジア文化論からみる江戸の儒学 (市來津由彦)
中国的世界と日本的世界 (浅野裕一)

第3回 1996/H8
「外国人」の内と外 ―または外国人としての自分―

アメリカにおける外国人観 ―昔と今― (佐々木肇)
フランスの内なる異邦人 ―ブルターニュ地方とケルト文化― (小林文生)
若宮丸とナジェージダ号 ―十九世紀の日欧交流の一こま― (青山隆夫)
「自己」と「他者」の関係の諸相 ―ヨーロッパの哲学思想史の観点から― (座小田豊)
文学者の留学体験 ―茂吉と杢太郎― (畠中美菜子)

第2回 1995/H7
言語と文化:異文化の壁を超えて

翻訳語からみた日本語の近代化:夏目漱石を例に (佐藤武義)
インド文化の「笑い」:ユーモアをめぐる比較文化論 (山下博司)
ペルシア語の歴史とイラン文花 (黒田卓)
中世アラブ文学の系譜 (柳橋博之)
台湾における道教の儀礼と言語 (丸山宏)
「同文」の陥穽 (成澤勝)
ロシアと西洋 (田中継根)
日独の文化交流 (畠中美菜子)
フランスの国家と言語 (小林文生)
ユダヤ系移民の同化と変容の問題:A・カーンの中編小説を中心に (佐々木肇)

第1回 1994/H6
直面する国際問題:明日の世界を読む

中東の政治と経済 (木村喜博)
中東における民族意識 (黒田卓)
イスラムと現在:サウジアラビアの場合 (柳橋博之)
中・東欧の経済発展と日本の役割 (箱木眞澄)
日米経済関係:貿易摩擦を中心にして (佐竹正夫)
中国の経済発展と日本 (橋田 坦)
資源利用と環境問題 (徳田昌規)
資源政策と環境問題 (河相一成)

参考:旧言語文化部主催公開講座

第1回 1998/H10
ジェンダーをめぐる言語と文化

近代家族と「愛」(杉浦謙介)
漫画アステリスクの女性達(青山隆夫)
法律における男性・女性像(J.シモンズ)
絵画に見るドイツ近代女性史(藤田恭子)
ドイツの恋愛詩(島途健一)
ロマン主義時代の女性詩人(大友義勝)
言語学における女性(山田誠)
ロシア文学における女性像(田中継根)
言語における性と文化(阿部宏)
ドイツ文学に見る女性(伊藤寛)

第2回 1999/H11
多文化・多民族社会の諸問題と文学/文化

在日コリアンの歴史と文学(藤原五雄)
チェコのおける多元文化(佐藤雪野)
中米先住民マヤの口承文学:異文化に接ぎ木する技法(吉田栄人)
現代ドイツの外国人問題と移民文学(島途健一)
米国における「プエルトリコ文学」(志柿光浩)
多言語社会インドと娯楽社会(山下博司)
ルーマニアのドイツ系マイノリティ:その歴史と文学(鈴木道男)
総合セミナー+受講生を交えた討論(講師全員)

第3回 2000/H12
インターネット時代を生きる ―デジタル文化とコミュニケーション―

インターネット社会における言語(山田誠・阿部宏)
文字情報とマルチメディア:言葉になるもの・ならないもの(足立美比古・島途健一)
情報発信の可能性と危険性(吉田栄人・ジェレミー・シモンズ)
漢字文化とマンガ(澤入要人・窪俊一)
インターネットと大学教育のゆくえ(志柿光浩)
全体討論(講師全員)

東北大学・北京大学国際共同教育ワークショップ(報告)

東北大学・北京大学国際共同教育ワークショップが、2016年6月20日(月)に開催されました。

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この事業は2011年2月に第1回目を開催して以来、これまで4回にわたって両大学で開催してきましたが、今回は、学際研究重点プログラムに採択された「国際的視野に立った日本語・日本研究共同教育プログラム」の一環として、文学研究科との共催で行われました。北京大学からは2名の教員と5名の大学院生が来学し、国際文化研究科および文学研究科の教員・大学院生と活発な討論を行いました。

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以下は、当日の発表プログラムです。

プログラム:左教室(歴史・文化)

10:30      開会の挨拶 (柳原)

第1セッション(司会 クラウタウ)

10:40-11:10   暴鳳明(北京大学D2)「日本仏教系新宗教について――阿含宗と創価学会を中心に」

11:10-11:40    陳宗炫(文学研究科D3)「信仰形態の変容に関する宗教社会学的研究――韓国の天理教を手がかりに」

11:50-12:20   楽星(国際文化研究科M1)「日露戦争期における柳沢政太郎の教育論」

12:20-12:50  時秋(北京大学D1)「空海と道教――『三教指帰』における道教思想」

第2セッション(司会 安達)

14:00-14:30  鄺知硯(国際文化研究科M2)「『三匹の侍』から『辺城三侠』への転換――リメイク映画から見る香港の新派武侠映画における日本映画の影響――」

14:30-15:00  松岡祐也(文学研究科D2)「日本における歴史地震研究について――熊本地震をめぐる言説の問題点」

15:00-15:30   メスロピャン・メリネ(国際文化研究科D2)「ダイアナ・アプカーの人道的活動のための人的ネットワーク――アメリカと日本のネットワークを中心に――」

第3セッション(司会 劉)

15:45-16:15   カロリーナ・パテラ(文学研究科D1)「年中行事としての疱瘡習俗に関する一考察――南九州における疱瘡神信仰と伊勢講の関連を中心に――」

16:15-16:45   宣芝秀(文学研究科D3)「伊藤仁斎における「善」の認識 ――明末思想との比較を通じて――」

16:45-17:15    武曉桐(国際文化研究科D2)「民国初期の日刊紙『晨報』の性格について――機関紙から商業紙へ」

 

プログラム:右教室(言語)

10:30    開会の挨拶 (小野)

第1セッション(司会 ナロック)

10:40-11:10  王国強(北京大学D1)「「させてあげる」の構文的、意味的特徴分析――その格体制的分析をもとに――」

11:10-11:40   佐川郁子(国際文化研究科D2)「日本語における格助詞『ヘ』の通時的機能拡張」

11:50-12:20  檜山祥太(国際文化研究科D2)「「鼻は象が長い」構文における意味関係の再考」

12:20-12:50   袁暁犇(文学研究科)「語彙概念構造からみた複合動詞の多義形成――「舞い込む」を例として」

第2セッション(司会 小野)

14:00-14:30  菊地恵太(文学研究科)「日本における略字「仏」の使用拡大――「位相字体」の観点から」

14:30-15:00  袁青(国際文化研究科D3)「日本のドラマに付された中国語字幕に見られるポライトネスの翻訳戦略」

15:00-15:30   徐涵(北京大学M1)「日本漢字音における入声音の研究――唇内入声音を中心に」

第3セッション(司会 翁)

15:45-16:15     崔盼盼(国際文化研究科D2)「動補構造の動詞コピーによる拡張に関する一考察――構文文法の観点から」

16:15-16:45  台期霖(北京大学M1)「主語文と主格文の音響的特徴の相違点の考察――極性が肯定の場合における発話音声の音響分析を中心に――」

16:45-17:15   大槻くるみ(国際文化研究科D3)「上代から現代にかけての短歌の <われ> の明示頻度と主観性の変化」

 

国際文化研究科同窓会講演会(3月25日 ※終了しました)

※終了しました。

修了生、在学生で就職を希望されている方は、是非ご参加ください。
H27年度講演会案内(ポスター)

研究科共催の国際ワークショップが開催されます(2月15日)

日露ワークショップ
The Russia Japan Workshop 2016: Asian Studies at NSU and TU

日時 2016年2月15日(月)13:00-18:00
場所 東北アジア研究センター 436会議室

プログラム詳細はポスターをごらんください。
workshop02152016

講座「日本研究の現在」第1回を開催します(1月29日)

講座「日本研究の現在」第1回

「寺院と過疎―現代日本仏教における「厄介な問題」をめぐって」

講師
ダニエル・フリードリック(マックマスター大学/國學院大學)
コメンテータ
阿部友紀(東北大学)
デール・K.アンドリューズ(東北学院大学)

日時 2016年1月29日(金)15:00-17:00
会場 東北大学大学院国際文化研究科101教室

「日本研究の現在」は、文学研究科、国際文化研究科、東北アジア研究センターが共同で行う学際研究重点プロジェクト「世界発信する国際日本学・日本語研究拠点形成」による一般公開講座です。どなたでも自由にご参加いただけます。

主催 「世界発信する国際日本学・日本語研究拠点形成」プロジェクト(代表:小野尚之・国際文化研究科)
問い合わせ 国際文化研究科クラウタウ研究室 orion[*]m.tohoku.ac.jp *@

Japanese Studies Talk01

国際文化研究科主催講演会 「江戸時代の外国語能力」【報告】

「江戸時代の外国語能力」

平成27年6月19日(金)、英国を代表する世界的に著名な日本研究者であるPeter Kornicki先生(ケンブリッジ大学名誉教授)による講演会「江戸時代の外国語能力」が開催されました。江戸時代の人々の漢文以外の外国語の知識と能力について、特に、朝鮮語、オランダ語、中国語、越南語(ベトナム語)等の話し言葉をいかに学び、運用していたか、そして、その必要性はどの程度のものだったかについて、詳しい事例と面白い逸話を混ぜてお話しいただきました。
本論に先立ち、ここ40年ほどの英国、および欧州での日本学の変遷を簡単に解説していただき、日本学・日本研究の中心が文学から、政治、経済、社会、文化、そしてサブカルなどへと移り、現在では日本語をtoolとして日本の社会や政治、さらに近隣諸国も含めた東アジアの中の日本という視点での研究が中心となってきていることを紹介されました。
本講演は本研究科国際交流委員会のプロジェクトの1つである講演会「海外における日本研究」のシリーズ第3回目であり、今後ともこのような場を積極的に設け、日本語・日本学の拠点形成を進めていくのみならず、学生に一流の研究者の言説に触れる機会を提供したいと考えております。

江藤裕之(言語科学研究講座教授)

Prof. Kornicki

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国連防災会議パブリックフォーラム「災害と人間の安全保障」

第3回国連防災会議パブリックフォーラム「災害と人間の安全保障」

フォーラム概要
本フォーラムでは人間の安全保障の観点から災害について考察する。フォーラムの第1部の基調講演は国連大学の副学長をはじめ国内外の専門家を招いて行う。第2部では甚大な災害にあった宮城県海岸地域を背景に「津波から海岸集落を守るための堤防の役割」をテーマにロールプレイングゲームを実施する。フォーラム参加者は、公平な観察者として大堤防問題を考えるのみならず、当事者の立場で問題を考えることができるようになることをめざす。

開催日 :2015年03月18日(水)
時間 9:30-13:30(9:15開場)
会場: 仙台市民会館 会議室1
使用言語: 英語
通訳:対応スタッフ有り

お申し込み/お問い合わせ
E-mail: pushpala*intcul.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)
http://human-security.jp/posts/3961

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質的研究の方法論的特徴

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国際文化研究科 言語文化交流論講座 ワークショップ

質的研究の方法論的特徴

質的研究では、量では測ることのできない人間の内面、社会生活の「質」、すなわち意味を解釈していきます.つまり、人間社会で生じる「どうして?」「なぜ?」という疑問について、人々の表情や行動の変化に注目し、それらの変化が起こる理由について考え、その人間的な反応を意味づけることが質的研究の特徴です.このように、「どうして?」「なぜ?」という問に対して、質的研究の正しい手続きを踏み、妥当な意味づけを引き出すことで、その問いに対する答えを明確にすることができます.
もともとは心理学で発展していった研究方法ですが、最近は、その枠組みを超え、さまざまな研究分野で用いられています.質的研究は人文学の分野においても重視されてきており、その手法に関する基本的な知識は、ますます重要になってきています.そこで、今回は質的研究の理論・方法論研究のエキスパートである谷津裕子先生をお招きし、質的研究の方法論的特徴についてお話をいただきます.
なお、言語文化交流論講座の学生によるプレゼンテーションも実施し、質疑応答、コメントなどを通して、実践的な質的研究法についても参加者と議論します.

日時 2015年3月13日(金)16:00~19:00
場所 東北大学川内北キャンパス 川北合同棟531教室
講師 日本赤十字看護大学 谷津裕子教授
参加申し込み:江藤裕之 etoh@intcul.tohoku.ac.jp

Two Lectures on Theoretical Aspects of Second Language Acquisition and Psycholinguistics

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Future Global Leadership (FGL) Program「外国人講師等招へい」事業
国際文化研究科言語総合科学コース講演会


Lecture 1:Aspectual coercion in non-native speakers of English

In semantics, the sentence “Sam coughed for an hour” is hypothesized to incur aspectual coercion, because cough is aspectually incompatible with for an hour. Previous psycholinguistic studies reported an extra processing cost in native English speakers. In this talk, I will report data from Korean, German, and Chinese speakers of English that reveal processing profiles different from native speakers.

Lecture 2:Reading bilingually: language switching costs in Cantonese-English bilinguals

Various degrees of bilingualism are prevalent in Hong Kong. This on-going research examines language-switching costs when bilinguals read sentences that alternate between Cantonese and English in coherent discourse. Behavioral data from forty-three proficient bilinguals show longer reading times when they switched from L2 English to L1 Cantonese than vice versa. The findings will be discussed with respect to mechanisms of inhibitory control and lexical access.

日時:2月5日(木)14:40~17:50
場所:東北大学川内キャンパス 川北合同棟531教室
講義・討論は英語で行われます。通訳はありません。
参加申し込み:江藤裕之 etoh@intcul.tohoku.ac.jp

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