国際集会「東西文明論の近代――政治・宗教・美術」

国 際 集 会 「東西文明論の近代――政治・宗教・美術」

プログラム
日 時:2019年11月16日(土)、17日(日)
場 所:東北大学川内北キャンパス 国際文化研究科棟101会議室
主 催:東北大学国際文化研究科
お問い合わせ先: lin.zhu.e7 (at) tohoku.ac.jp
※メールにてお問合せされる際には、 (at) を@に変換して送信願います。

11月16日(土)17:00-18:30
【司会】Godart, Clinton (ゴダール クリントン)(東北大学大学院国際文化研究科・准教授)
【基調講演】
題 目:「東西比較の方法論――透視図法・「平等」理念・「無」の東西」
講演者:稲賀 繁美(国際日本文化研究センター・教授)
西欧起源の技法の非西欧世界での受容にともなう変質、西欧側の主張する普遍性が国際関係のなかで被る脱構築、さらに宗教上の基本概念が翻訳を通してどこまで等価性や共約可能性を維持でき、それにはいかなる政治的条件が求められるのか、それぞれ、透視図法、森鷗外の国際赤十字会議における発言、さらにキリスト教のケノーシスと禅の「無」や仏教の「空」との交渉を具体例として検討する。

11月17日)(日)9:00-12:30
【特別パネルセッション】
【司会】Klautau, Orion (クラウタウ オリオン)(東北大学大学院国際文化研究科・准教授)
【発表1】
題 目:「岡倉覚三における日本・中国・インド――「アジア」文明論の観点から」
発表者:岡本 佳子(国際基督教大学アジア文化研究所・研究員)
明治期の思想家岡倉覚三(天心、1863-1913)については、近年、多様な観点から学際的研究が進んでいる。本発表では、岡倉が美と宗教の宝庫として描いた「アジア」という文明像に焦点を絞り、従来のような反西洋帝国主義のアジア主義言説、もしくは日本中心主義のアジア像といった枠組みでは理解しきれない複雑さがそこに内包されていることを、当時の時代的文脈の中で読み解く。

【発表2】
題 目:「文化伝統と近代化――吉野作造・梁啓超の文化観を中心に」
発表者:趙 暁靚(広東外語外貿大学日本語学院・教授)
明治文化研究にみられる吉野作造(1878-1933)の文化観を、第一次世界大戦後における梁啓超(1873-1929)の東西文化認識と対比して、文化伝統と近代化との関連性についての日中知識人の捉え方を検討してみる。

【発表3】
題 目:「洋画家児島虎次郎の見た中国と朝鮮――日記・現地通信を手がかりに」
発表者:朱 琳(東北大学大学院国際文化研究科・准教授)
大原美術館(岡山県倉敷市)は1930年に設立した日本最初の西洋美術中心の私立美術館である。その作品蒐集の大役を見事に務めた洋画家児島虎次郎(1881-1929)は生涯4回中国(そのうちの1回は朝鮮にも)を旅行した。当時『中国民報』掲載の児島の現地通信および最近翻刻した一部の児島日記を手がかりにし、東洋対西洋の構図の中での児島の中国・朝鮮認識を明らかにする。

【全体討論】
登壇者全員
コメンテーター:苅部 直(東京大学法学部・教授)

 



 

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