|
国際地域文化論専攻 アメリカ研究講座
竹中興慈 (Koji TAKENAKA)

|
担当授業科目(大学院)
|
|
アメリカ研究特論
|
|
アメリカ研究総合演習
|
|
エスニック・グループ研究
|
|
|
|
担当授業科目(全学教育)
|
|
英語B2×2×2
|
|
英語C2×2×2
|
|
|
|
研究分野|プロフィール|研究業績一覧|担当授業科目|その他
アメリカ研究講座のHPに戻る
研究分野について( アメリカ社会史・黒人史)
アメリカ研究として歴史や社会を考察する上で、アメリカの民主主義の発展をしっかり見据えることは大変重要なことだと思います。その場合、黒人や女性、あるいはマイノリティがどれほどアメリカの民主主義を享受しているか、反対に貢献しているかを見定めることは、まさにアメリカ民主主義の質を根本から問うことになると考えています。したがって、アメリカの社会史や黒人史の研究は、アメリカの良いところだけでなく、そうでないところも含んで総合的にアメリカを研究する大変重要な研究だと考えています。
これまで私がとくに注目してきたのは20世紀はじめシカゴにおいて形成された黒人ゲトーの問題です。この研究は今日のアメリカの都市問題とも深く関係していると思っています。なぜ、どのようにしてシカゴの黒人居住地域であるゲトーは形成されたのかという問題を人口移動、コミュニティ、経済、政治、宗教、家族、企業内における差別などといったさまざまな側面から検討してきました。
現在はシカゴの黒人ゲトー研究にとどまらず、黒人に対する差別の構造を解明する一環として「白人性」の研究、黒人哲学者にして社会運動家、マルチ人間の元祖ともいえるW・E・B・デュボイスに関する研究、アメリカにおける差別構造の原点ともいえる奴隷制と黒人の宗教の関係の研究をしています。その際、アメリカ南部奴隷社会における奴隷のキリスト教への改宗のもつ意味と、イスラム教も含めたアフリカの宗教の継続性のもつ歴史的意味という点から考えています。
ページトップに戻る
プロフィール
「最終学歴」
1981 年3月 一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学
「職 歴」
1981年 4月 北九州大学(現北九州市立大学)外国語学部講師、助教授、教授
1997 年4月 東北大学大学院 国際文化研究科教授
「その他」
1988年〜1989年 フルブライト客員研究員(アメリカ合衆国シカゴ大学歴史学大学院)
1994年1〜4月 アメリカ合衆国シカゴ,ニューベリー・ライブラリー短期研修
「所属学会」
・ 日本西洋史学会
・ 日本アメリカ学会
・ 東北アメリカ学会(会長)
・ アメリカ史研究会
・ 日本アメリカ経済史研究会
・東北大学 国際文化学会
・日本歴史学会
研究業績一覧
1. 編著書
(1)『シカゴ黒人ゲトー成立の社会史』,明石書店,1995年3月 (全500頁)(単).
(2)編著『アメリカを知る技法』,宝文堂,2003年1月.
(3)共著「リンカン──南北の分裂の危機──」帝国書院編集部『地図で訪ねる歴史の舞台──世界』平成19年3月.
2.主要学術論文
(1)「日本におけるアメリカ黒人史研究の史学史的検討」東京大学『アメリカ研究資料センター年報』7,1985年3月,40-66頁 (単).
(2)「黒人ゲトーの成立と展開―20世紀初頭のシカゴの場合」,本田創造編,『アメリカ社会史の世界』,1988年4月,三省堂 (全406頁) 232-260頁 (単).
(3)「わが国におけるアメリカ経済史研究の回顧」『社会経済史学』,55-1 1989年5月,(全22頁) 61-66頁 (共).
(4)「アメリカ黒人の現状―北部大都市を中心にして―」 北九州大学『外国語学部紀要』69,1990年7月,1-42頁 (単).
(5)「1989年シカゴ市長選挙―未完の黒人市政―」 北九州大学『外国語学部紀要』70,1990年12月,61-116頁 (単).
(6)「黒人奴隷制度・南北戦争・南部の再建」 野村達郎編『アメリカ合衆国の歴史』,ミネルヴァ書房,1998年 (全350頁),85-107頁(単).
(7)「ワーキングプアー:深刻化する現代アメリカの貧困と不平等」『東北大学大学院国際文化研究科論集』第6号,1998年12月,35-54頁 (単).
(8)“Challenging the Whiteness in Chicago at the Beginning of the Twentieth
Century,” Proceedings of the Kyoto American Studies Summer Seminar, July
27-July 29, 2000, Center for American Studies, Ritsumeikan University, Kyoto,
pp.135-144.
その他多数.
3.翻訳
(1)『奴隷文化の誕生——もうひとつのアメリカ社会史』,新評論,1988年12月,(トーマス・ウェッバー著 西川進と共訳)(全478頁).
(2)『多文化社会アメリカの歴史―別の鏡に映して』,明石書店,1995年11月,(ロナルド・タカキ著 富田虎夫監訳、共訳)(全802頁), 571-632頁.
(3)『アメリカにおける白人意識の構築──労働者階級の形成と人種』明石書店,2006年8月,(デイヴィッド・R・ローディガー著 小原豊志、竹中興慈、井川眞砂、落合明子訳)(全380頁).
4.辞書・事典類
(1)『日本大百科全書』,小学館,1985−88年(黒人関係、アメリカ史関係21項目.
(2)『世界民族問題事典』,平凡社,1995年9月(黒人、ニューヨーク、シカゴの3項目).
(3)富田虎男、鵜月祐典、佐藤円編著『アメリカの歴史を知るための62章』第2版,明石書店,2009年3月(南北戦争、南部の再建の2項目).
5.学会発表
(1) 1995年10月13〜15日 大韓民国アメリカ学会主催、第30回国際アメリカ研究セミナー(於韓国慶州)にて報告 “Studies of
African-American History in Japan: A Critical Review,” Proceedings of the 30th
International Seminar American Studies Association of Korea, American Studies
in the Era of Globalization:
Towards Cultural Tolerance, American Studies Association of Korea,
October 13-15, 1995, Concorde Hotel, Kyongju, Korea.
(2) 1996年6月16日 アメリカ学会第30回年次大会シンポジウム、部会D 「アメリカ史と貧困」にて「現代アメリカ黒人の貧困―現状と打開策について―」
(3) 2000年7月29日 “Challenge To Over The Whiteness At Chicago In The Beginning
Of The Twentieth Century” 京都アメリカ研究セミナー報告
6.学位論文
☆ 1996年5月 博士(社会学)学位取得(一橋大学,論文題目「シカゴ黒人ゲトー成立の社会史」
ページトップに戻る
担当授業について
エスニック・グループ研究 大学院2学期月曜日(2010年度)
【講義題目】
奴隷制下の黒人:彼らの残した痕跡から何を読み取るか
【講義内容】
奴隷の残した手紙、演説、インタヴュー、自伝は歴史的な文書でもあり、文学的作品であるともいえる。今年度は、資料集を編集した著名な歴史家によって書かれた序文を2本読みながら、資料を読み解く手法を身につけるための重要な一助とする。
ページトップに戻る
その他
アメリカ社会史・黒人史を目指す人たちへ
アメリカの歴史の概説書を何冊か読み比べておいてほしい。たとえば、野村達朗
編著『アメリカ合衆国の歴史』 ミネルヴァ書房、1998年.
メアリー・ベス・ノートン他、本田創造監修『アメリカの歴史』1〜6、三省堂
1996年.
そして、私の講義の副本としては、
トーマス・ウェッバー著、西川進、竹中興慈 訳『奴隷文化の誕生―もうひとつのアメリカ社会史』,新評論,1988年12月.

ページトップに戻る
|